5番ウッドの飛距離｜初心者男性・女性・プロはどれくらい飛ぶ？

この記事では5番ウッドの飛距離についていろいろとお話をしていきます。

5番ウッドは比較的ボールがつかまりやすく、さらにボールが高く上がりやすいクラブです。そのため初心者や初級者、女性ゴルファーは、このクラブが打てるようになるとラウンドするのが楽しくなるでしょう。

もちろん、スコアアップにも役立つクラブなので、この記事を参考にして扱えるようになってください。

5番ウッドはどんな場面で使用するゴルフクラブ？

5番ウッドは、ティショットで使用することもありますが、セカンドショットやサードショットなど、フェアウェイやラフから打つときに使うことが多いクラブと言えます。

5番ウッドを含めて、一般的・普遍的にフェアウェイウッドはドライバーの次に飛距離が出るクラブと考えて問題ありません。

5番ウッドのロフト角は18～20度ほどとやや少なめ（小さめ）。レングス（長さ）はやや長めなので、きちんと当たると飛距離を稼ぎやすいクラブです。

きちんと当たると飛距離が出る5番ウッドですが、ユーティリティ（ハイブリッド）やアイアンよりもレングスが長いため、スイングが不安定な初心者・初級者、女性にとっては難しいクラブと言えるでしょう。

他のクラブ同様、きちんと打つためにはしっかり練習することが大切です。

5番ウッドの飛距離の目安｜ユーティリティと比較

この項では5番ウッドの飛距離の目安についてお話しします。紹介する数値はあくまでも「目安」です。そのため、この数値に届かなくても何も問題ありません。なぜなら、ゴルフのショットで最も大切なのは、あらぬ方向に飛ばさないことだからです。

5番ウッドの平均飛距離

5番ウッドの目安となる飛距離は以下の表になります。この数値はあくまでも「大まかな目安」にすぎません。

年齢、体力、技術力など、さまざまな要因で飛距離は大きく変わります。そのため表の数値に届かなくても落胆することはありません。

特に初心者・初級者はスイングが不安定なので、飛んだり、飛ばなかったりするものです。ですので、あくまで目安として考えてもらえればいいでしょう。

5番ウッドと3番ウッド・7番ウッドの飛距離の目安を比較

3番ウッド、5番ウッド、7番ウッドの目安となる飛距離は以下の表になります。この数値はあくまでも「大まかな目安」にすぎません。

年齢、体力、技術力など、さまざまな要因で飛距離は大きく変わるため、表の数値に届かなくても問題ありません。

前項でもお話ししましたが、初心者・初級者はスイングが不安定なもの。スイングが不安定だと、当然打点も不安定になり飛んだり、飛ばなかったりの差がとても大きくなります。

安定した飛距離を得たいのであれば、基本と言われる動きに則ったスイングを身につけることが近道になります。

※男性／HS38〜42m/s

5番ウッドとユーティリティはどちらが飛ぶ？

5番ウッドとユーティリティ（ハイブリッド）はどちらが飛ぶか…？プレーヤーの体力や技術力、使用するクラブのスペックなどで大きく変わるため、一概には言えません。

例として同一モデルの5番ウッドとユーティリティを比べた場合、双方のロフト角が同じだとしたら、レングスが長いぶん、5番ウッドのほうが飛距離が出ると考えられます。

とはいえ、飛距離はロフト角やレングスだけではかることができないため何とも言えません。5番ウッドとユーティリティはクラブ特性が違うため、比較することが難しいですが、以下の表を目安にしてみてください。

5番ウッドで飛距離が出ない原因と見直しポイント

この項では5番ウッドで思ったような飛距離が出ないのはなぜなのか…についてお話ししていきます。当てはまることや思い当たることがあったら、見直してみましょう。見直すことで5番ウッドなりの飛距離を得られるかもしれません。

技術力とクラブのスペックが合っていない

5番ウッドで思ったような飛距離が出せない理由その1は、プレーヤーの技術力とクラブのスペックが合っていないことです。

男女を問わず初心者・初級者は技術力があまり高くないものです。にもかかわらず、シングルプレーヤーなど、技術力が高い人向けのスペックを持った5番ウッドを選ぶと、使いこなすことができず、飛距離を稼ぐことができません。

したがって、初心者・初級者はやさしく打てるハイハンデのプレーヤー向け5番ウッドを使うようにしましょう。

ムダな体の動きが多すぎる

5番ウッドで思ったような飛距離が出せない理由その2は、スイング中にムダな体の動きが多すぎることです。

ムダな動きとはスイングを正面から見た場合、頭や体が左右に動くことです。スイングを後方から見た場合は、アドレスしたときの前傾角度がスイングする際に変わってしまうことです。

上記の動きが起こるとスイングの軸がブレてしまうため、フェースとボールがきちんと当たりません。したがって、初心者・初級者はスイング軸を不動にする意識を強く持つようにしましょう。

力任せに大振りをする

5番ウッドで思ったような飛距離が出せない理由その3は、力任せに大振りをすることです。

飛距離を出したいとなると、どうしても大振りになるものです。大振りすると手や腕にムダな力が加わり、スイングの軌道が理想から大きく外れやすいもの。こうなるとフェースの芯でボールを捉えることが難しくなり飛距離が出ません。

したがって、初心者・初級者はできるだけコンパクトなスイングを心がけましょう。コンパクトの意識があると、打点が安定するはずです。

5番ウッドで目安の飛距離が出る正しい打ち方

この項では5番ウッドで目安となる飛距離を出すために欠かすことのできない打ち方のポイントをお話しします。思った飛距離が出せないと悩んでいるなら、下記の項目を参考にして、自分の打ち方を見直してみましょう。

体を左右に揺さぶらない

5番ウッドで目安の飛距離が出る正しい打ち方その1は、スイング中に体を左右に揺さぶらないことです。

初心者・初級者のほとんどが、バックスイングしたときに頭と体が右方向へズレてしまいます。またダウンスイングの際は、バックスイングのときとは逆に、左方向へズレる人がたくさんいます。

このように体が左右に動いてしまうと、フェースとボールがきちんと当たらなくなり、目安の飛距離を得られなくなります。

そのためスイング中は体を揺さぶってはいけません。

体の伸び上がりを抑える

5番ウッドで目安の飛距離が出る正しい打ち方その2は、スイング中に体が伸び上がったり、起き上がったりしないことです。

初心者・初級者のほとんどがスイング中に頭と体が伸び上がったり、起き上がったりします。なかにはダウンスイングするときにかがみ込むような人もいます。

スイング中にこのような動きがあると、アドレスしたときの前傾角度（スパインアングル）が変わってしまうため、フェースとボールがきちんと当たらなくなり、目安の飛距離を得られなくなります。

そのためスイング中は前傾角度を変えない意識を強く持ちましょう。

コンパクトなスイングを心がける

5番ウッドで目安の飛距離が出る正しい打ち方その3は、コンパクトなスイングを心がけることです。

初心者・初級者はもちろん、ハイハンデのアベレージゴルファーのほとんどが大振りです。このレベルの人はそもそもスイングが不安定なので、大振りすると不安定に拍車がかかり、フェースとボールがきちんと当たらなくなり、目安の飛距離を得られません。

しかし、コンパクトにスイングするよう心がければ、ムダな体の動きが抑えられて打点が安定してくるはずです。

5番ウッドの飛距離についておさらい

5番ウッドの飛距離の目安や打つ際の注意点、飛距離が出ない主な理由などについてお話ししてきました。

どれも初心者・初級者にとってはヒントになることだと思いますので、練習するときやラウンドするときに参考にしてください。

5番ウッドが打てるようになると、セカンドショットやサードショットがラクになるので、スコアアップも期待できます。

■解説者プロフィール

USGTFティーチングプロ。埼玉県の練習場でレッスンを行うとともに、フリーランスのゴルフライターとしても活動している。

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