スイング時の呼吸法、「テークバックで吸う」と言う人もいれば「ずっと吐いている」という人もいる。1ヤードでも飛ばしたいなら呼吸まで考えてスイング作りをしたいところだ。

内海:飛距離アップには細かいところまで気にしてスイングを考えてみましょう。今回は呼吸を考えてみよう。

――スイング中、吸うのか、吐くのか論争もたびたび起こります。

内海:構えます、いつもより空気をスーッとため込みます。吸うじゃなく、吐くじゃなく、ため込む。ため込んだら息止めます。無呼吸。息を止めたままスイング。めちゃくちゃ力入るんです。力が抜けず、なおかつ動かしてる、体を使ってる感じがすごく出ます。

――完全に無呼吸でスイングする?

内海:吸うんじゃなくて、息をため込んで止める。無呼吸でスイングです。これやると本当に土台ができて力が入っていいです。

内海:これ、普段はやらなくていいんですけど、まずアドレスしたら、クラブを持ってお腹に息をためるじゃないですか。そしてクラブヘッドを床に近づけていき、お腹の力でソールするギリギリのところで止める。グリップする握力でなく、お腹の力でソールせず、クラブヘッドを持ち上げているイメージ。ここから無呼吸のまま始動すればめちゃくちゃおなかに力が入ります。
そして無呼吸のまま打つ。

――ひと振りするだけで「はぁー」ってなるほど疲れます。
内海:そうでしょう。速く振るための土台作りというのは飛ばすための絶対条件。それがやがて下半身リードで、回転して、シャフトのしなりで、体のしなりで、ヘッドスピードあげて、とプラスアルファされていくのですが、まずは土台。野球選手とか腕っぷしで打っている人でも土台が強いじゃないですか。だから強い土台を作るためにもこの「無呼吸打ち」は効果的です。

――ドリルができるようになったとして、普通にスイングするときの呼吸は同じですか?

内海:僕はこのまま無呼吸でいいと思います。吐くというより、息を止めたまま気張ったほうがいいのではないかと。飛ばすには気張らないとダメじゃないかと。

――力が入るような状態で打たないと飛距離アップはしないと。

内海:クラブを持たずに飛ばすためのトレーニングを考えてみると、メディシンボールを投げとかあるわけですよ。重いボールを下から上に全力で投げるとき、気張ってますよね? 気張っているから飛ばすための練習になっているのです。飛ばすための練習で力抜く練習はしないと思います。