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全英女子で自己最高7位T入賞!“軸ズレなし”だから飛んで狙える!岩井明愛のスイング解説

2024/08/27 ゴルフサプリ編集部 宮川岳也

岩井明愛

週末、セントアンドリュース オールドコースで行われた女子メジャーの今季最終戦『AIG女子オープン』はリディア・コ選手が優勝、メジャー3勝目を挙げた。その中で日本勢も奮闘、自己最高位の7位でフィニッシュした岩井明愛のスイングを解説する。
写真/ゴルフサプリ編集部

スイング中のスウェーは微塵もなし!だから飛んで、狙えるショットが打てるんです

週末、セントアンドリュース オールドコースで行われた女子メジャーの今季最終戦『AIG女子オープン』はリディア・コ選手が優勝。メジャー3勝目を挙げました。

この試合でメジャー自己最高位の7位をマークしたのが岩井明愛選手。彼女は今季の国内女子ツアーで2勝を挙げ、ツアー通算勝利数は5。妹の千怜選手と並んで、プロ3年目にしてもはやJLPGAツアーのトッププロです。

岩井明愛選手のスイングはとてもオーソドックス。スイングの核となる部分をきちんと押さえているように感じます。そして、腕の振りとカラダの回転をバランスよく使っている点もオーソドックスかつ秀逸。アマチュアゴルファーのよきお手本となるものです。

バックスイングはカラダをしっかりネジりながら右足へウェイトを移し、十分にチカラの溜まったトップを作っています。もちろんこのとき、頭やカラダが右方向へズレるといったスウェーは微塵も見られません。

ハイハンデのアマチュアゴルファーはバックスイングの際、スウェーする人が多く、これによりトップで飛ばしに必要なチカラを溜めることができなかったり、インパクトで打点が不安定になったりします。

岩井明愛選手のようにバックスイングは当然、切り返し以降もスウェーすることなく、インパクトを迎えることができれば、ショットの精度はすこぶる安定します。

腕を主体にしたスイングもカラダの回転を主体にしたスイングも、スウェーをするとよい結果には結びつきません。スイングの仕方はもちろん大切ですが、その前に、岩井明愛選手のようにカラダのムダな動きを抑えることをもっと意識してほしいと思います。

岩井明愛
頭や上体を傾けたりせず、真っすぐに立ったアドレスはトップ選手の共通点。
岩井明愛
岩井明愛
腕とカラダのバランスをとりながらテークバック。このとき右足へウェイトを移していく。
岩井明愛
カラダがしっかりとネジられたトップは力感に溢れている。
岩井明愛
下半身リードで切り返し、胸の開きを抑えながらダウンスイング。これによりクラブはオンプレーンを下りてくる。
岩井明愛
岩井明愛
岩井明愛
インパクト直前でも右手首のタメをキープしている。これも飛距離アップには欠かせない。
岩井明愛
カラダの正面でインパクト。ビハインド・ザ・ボールでコンタクトしている点も見習いたいところ。
岩井明愛
岩井明愛
岩井明愛

岩井明愛
いわい・あきえ。2002年7月5日生まれ。双子の姉・千怜とともに2020年度のプロテストを一発合格。ルーキーイヤーの2022年にシード権を獲得し、2023年の「KKT杯バンテリンレディス」で初優勝。ツアー通算5勝。

解説:宮川岳也(みやかわ たけや)
USGTFティーチングプロ。埼玉県の練習場とインドアスタジオでレッスンを行っている。

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