プロジェクトXのイメージが変わる上質なしなりとスムーズな加速

今月のイチ推しは、プロジェクトXのウッド用カーボンシャフト「ディナリシリーズ」だ。

北米大陸最高峰の名を冠したシャフトはブラック、ブルー、レッドの3つのタイプがある。それぞれの特性については後から紹介するが、まずは「ディナリ」を試打した高橋良明プロに、シリーズ全体の印象を語ってもらった。

「プロジェクトXと言えば、アスリート向けのシャフトと言う印象が強いのですが、『ディナリ』は、上質なしなり感とスムーズな加速性でアベレージゴルファーからプロまで使える振り心地です」これまでのプロジェクトXのイメージとは大分違うというのが最初のコメントだった。

「シャフトの無駄な動きは抑えられていますが、米ツアーの選手が好むしっかりとしていて余計なことをしない振り心地ではなく、ナチュラルにしなって、スムーズに加速するので、ヘッドスピードもミート率も自然と上がります」その上、3タイプで球の高さ、つかまり、スピン量が変わるから自分に最適な球の打ち出しとスピン量が得られると言う。

「ディナリ」は最適弾道で飛距離がアップするシャフトなのだ。

ディナリシリーズ弾道特性

3タイプで弾道の高さとスピン量が変わる設計

シャフトラインナップ

40g台から80gまでのラインナップで幅広いゴルファーに対応。

ディナリシリーズ 弾道が変わる3つのタイプ ー性格の違いを試打で解説ー

球の高さ、つかまり、しなり感、しなりのタイプ、振り心地を試打で総合診断。

【 ディナリ BLACK】 米ツアーで流行の剛性感が高いアスリート向けの振り心地

手元側のシャフトのしなりは少し感じますが、シャフト全体の剛性感が強く、しなりの量は少なめです。意識的にしならせると、少ししなりが残ってハンドファーストな状態でインパクトを迎え、球の上がり過ぎ、つかまり過ぎが抑えられます。基本的にはヘッドスピードが速い人向けの挙動です。

【 ディナリ BLUE】ニュートラルな球のつかまりと打ち出しの高さで誰でもOK

クセのない中しなりで、しなりの量、しなり戻りのスピード、球のつかまりも打ち出しの高さもニュートラルです。素直な挙動で振った通り、当たった通りの球が出ます。先端部分はしっかりしているので、大慣性モーメントヘッドとの相性もバッチリ。重量とフレックス選びを間違えなければ誰でも使えます。

【 ディナリ RED】ヘッドの走りで高さが出て振り遅れにくくもなる

シャフトの中間から先がしなって、インパクトに向けてヘッドが走る挙動です。球を持ち上げるように振り抜けるので打ち出しが高くなります。また、走り感で振り遅れにくくもなります。フェースのターンは抑えられているので、球のつかまり過ぎもありません。カウンターバランスなので長尺にも合います。

RED、BLUE、BLACKの順に試打しよう

3モデルとも最新の大慣性モーメントヘッドに合わせてシャフト先端がしっかりしているので、球のつかまりの差は大きくありません。変化が大きいのは球の高さです。打ち比べる時はRED→BLUE→BLACKの順で打ち比べて、自分に合う高さを見つけてください。

ディナリ BLACK ウッド用シャフト

強弾道で鋭く飛ばす低弾道&低スピンモデル

SPEC
長さ/46インチ
バット径/15.25㎜
チップ径/8.5㎜
重量/65g
キックポイント/元調子
価格/オープン ※上記は60-6.0の数値です。

ディナリ BLUE ウッド用シャフト

インパクトの効率を高める中弾道&中スピンモデル

SPEC
長さ/46インチ
バット径/15.37㎜
チップ径/8.5㎜
重量/57g
キックポイント/中調子
価格/オープン ※上記はBLUE 50-5.5の数値です。

ディナリ RED ウッド用シャフト

先中調子とカウンターバランスで、スイングスピードとキャリーを最大化

SPEC
長さ/46インチ
バット径/15.62㎜
チップ径/8.5㎜
重量/53g
キックポイント/先中調子
価格/オープン ※上記はRED 50-5.5の数値です。

テスター高橋良明
(たかはし よしあき)
1983年生まれ、41歳、東京都出身。2013年プロ入会。ツアーにチャレンジする傍ら、多くのゴルフメディアでクラブの試打を行って来たベテランテスター。現在はアマチュアのレッスンを行っている。サザンヤードCC所属。