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テクニックに効く
「スマホ首」はゴルフにも悪影響！ストレートネックの人は首を伸ばして「下目」でボールを見て！

「スマホ首」はゴルフにも悪影響！ストレートネックの人は首を伸ばして「下目」でボールを見て！

2024/11/09　ゴルフサプリ編集部　宮川岳也

ボールを打つことばかりにとらわれると、なかなか上達しないのがゴルフ。ショットを少しでも安定させたいなら、きちんとしたアドレスをしっかり身につけることがとても大切です。

アドレスはナイスショットの要！

厳しい残暑が終わる気配を見せはじめた頃から、ゴルフスクールに入学する人が増えてきました。たいていの人は初心者、もしくは初級者ですが、なかにはレベルアップしたいと望む中級者もいます。

ゴルフをはじめる人、はじめたばかりの人はスイングの要となる“アドレス”をしっかり身につけてほしいと思います。そこで数回に分けてアドレスについてお話しします。

基本のおさらいとなりますが、その内容は後半に要点をまとめておきます。その前に、ナイスショットが続かない、打点が定まらないと感じている人は、アドレス時に自身の「首」がどうなっているかを思い返してみてください。どうでしょう？前傾した状態で「首」は頭を下げるようにして曲がっていますか？それとも伸びていますか？

実は、多くのアマチュアゴルファーは、頭が下がって、首が曲がっています。これは現代病である「スマホ首」による悪影響です。アドレスで「頭が前に出ている＝首が曲がっている」と、猫背か反り腰のどちらかになりやすくなります。そして、そのどちらでも、胸（胸郭）をスムーズに回転させることができなくなります。また、頭が前に出ていることで、ダウンスイング時に体が前のめりになりやすくなる人もいるでしょう。

このように、ささいなことに思えることでも、大きな障害となってしまうので、アドレスがナイスショットの要と言う理由です。

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【背筋は自然に伸ばしましょう。猫背になってはいけません】
猫背になるとスイング中、胸がスムーズに回転しなくなります。猫背を防ぐには下を向かないようにします。首を曲げたり、アゴを引いたりすると、下を向いた姿勢になるので猫背なります。ボールを見るときは“下目遣い”で見るようにしましょう。こうすると首が曲がらず猫背になりません。猫背に注意するあまり、まれに反り腰になってしまう人がいます。これも上半身の回転に悪影響がでるのでおすすめできません。自然に胸を張る…このような意識なら、反り腰にならず、また猫背にもならないでしょう。

【腰を落として重心を少し下げましょう】
ヒザをピンっと伸ばしたままだと重心が高くなり、スイング中のカラダの動きが不安定になります。また、ウエートシフトなど、脚を使った動作が行いにくいのでおすすめできません。ヒザは軽く曲げることが大切で、これによって重心が下がりカラダが安定します。また、脚を滑らかに動かしやすくなります。カラダを安定させたいからと、ヒザを深く曲げる人がいます。野球の内野手やバレーボールの選手ほど、ヒザを深く曲げる必要はありません。脚をピンっと伸ばした状態からヒザを少し緩めるようなニュアンスでOKです。そして、ヒザを少し緩めて母指球に体重をかければ完成です。

【前傾姿勢になりましょう。棒立ち姿勢はいけません】
棒立ちだとカラダの捻転が起こりにくいため、バックスイングしたときにチカラを蓄えにくくなります。また、棒立ちの人ほど手や腕だけでスイングする傾向が強く、いわゆる“手打ち”になりやすいようです。前傾姿勢をつくるうえで大切なのは、脚の付け根＝股関節から上半身を折り曲げて、カラダを前傾させることです。首を下に曲げたり、背中を丸めるわけではありません。股関節から曲げるときは、お尻を後ろへ突き出すようにして骨盤を前傾させます。骨盤が前傾すると、スイング中、腰がスムーズに回転しやすくなります。前傾するとき椅子に腰かけるような動作をする人がいますが、これだと骨盤が後傾するため腰の回転に支障がでやすくなります。

上記の3点に注意して、自分のアドレスを見直してみましょう。繰り返しになりますが、ナイスショットは正しいアドレスから生まれることを忘れずに。