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芝が薄くなる冬のアプローチ。寄せる秘訣はいかにバウンスを消すかにあり!

2025/01/18 ゴルフサプリ編集部

芝が薄くなったり、グリーンが固かったり。アプローチが難しくなると言われている冬のゴルフ。ミスなく寄せるためにウェッジをどう使うべきか、吉本巧が解説します。

ウェッジを使うならバウンスは8度以下で手前から転がす

スコアをまとめるにはグリーン周りの作法がポイントですが、冬のゴルフでは、より一層の注意が必要です。まずアプローチですが、芝が薄くなるためボールが浮かず、ベアグラウンドに近いライが多くなります。このようなライではボールだけをクリーンに打たなければなりませんが、アマチュアの方には難しいので2つの対策を提案します。

1つはクラブでクリアする方法。すなわち、バウンス角が大きいウェッジは使わないことです。バウンスが多いウェッジを地面に置くとリーディングエッジが浮きます。そのまま打てば必ずトップしますからバウンスが10度以上のウェッジは使わない。安心なのは8度くらいです。

ウェッジは56度や58度など、ロフトが寝ている方がバウンス角が大きいので、ロフトで言うなら52度以下の、いわゆるアプローチウェッジを必然的に使うことになりますがそれでOKです。この場合、普段よりも出球が低くなりますから、それを想定して手前から転がしていくことになります。

上級者の中には、春、夏、秋はロフト56~58度でバウンス角12度程度のウェッジを使い、冬だけ同ロフトでバウンス角が8度のウェッジを使う人もいます。同じロフトのウェッジ2本を季節によって使い分けるわけです。いずれにしろ今の時期は「アプローチ=56、58度」とは考えず使用クラブの範囲を広げましょう。考え方としては積極的にピッチングウェッジや9番アイアンを使いたい。ここまでくるとバウンスは影響しないのでグンと寄せやすくなります。

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2つめは打ち方を変える方法。こちらも問題はバウンスなので、これをなくす打ち方をします。ロフト56~58度のウェッジでも、ボールを右に置きハンドファーストに構えて打つ。グリップ位置を左にすればさらにハンドファーストになってクラブが立つような格好になるのでバウンスを消して打てます。通常はザックリしそうな打ち方ですが芝の薄いライでは有効です。

バウンスを消すという意味では、ウェッジやショートアイアンをパターのように釣って持ち、ヒール側を浮かせた状態で構えて、フェースのトゥ側で打つ対処法もありです。こうすると接地するのはトゥ側だけ。まずダフりませんしトップしても転がってくれます。ただし、ロフトがあるクラブほど飛ばないので、距離があるケースではロフトの立ったクラブ使う必要があります。この打ち方でどれくらい飛ぶか練習で確認しておきましょう。

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