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キャリーがグングン伸びる高弾道が打ちたい！それボール位置とティの高さを変えるだけでいいかも！

キャリーがグングン伸びる高弾道が打ちたい！それボール位置とティの高さを変えるだけでいいかも！

『小池正次が回答！ドライバーの飛距離の悩み Q&A 』VOL.7

2025/04/29　ゴルフサプリ編集部

飛距離優先型のレッスンで定評の小池正次がアマチュアの悩みに回答する「ドライバーの悩みQ＆A」シリーズ。第7回は「ドライバーで高弾道が打てず、飛距離が出ない」というクエスチョン。「ナイスショットが打てないのはアドレスに原因があると疑ってください」と小池はいう。スイングが悪いわけでないのです！

構成／三代崇　写真／渡辺義孝　協力／丸山ゴルフセンター

小池正次コーチのレッスン画像はこちら

A「ボールを左カカト内側の前に置き、ティアップを高めにすればOK！」

ボールの位置が内側すぎるとインパクトでロフトが立ってボールが上がらない

ドライバーショットで遠くに飛ばすにはボールの打ち出し角を高くする必要があります。プロトーナメントを観戦しているとよくわかるように、飛ぶ選手は男子プロも女子プロも高弾道でキャリーがグングン伸びる球を打っています。

飛ばしたいのに高い球が打てない、ボールが早く失速してキャリーが伸びないというのはアドレスに問題アリです。チェックしてほしいのはボールの位置とティアップの高さです。

ドライバーのボールの位置は左足カカト内側の延長線上が基本ですが、それよりも内側に置きすぎていませんか？　ティアップは低すぎていませんか？

ボールを内側に置きすぎる弊害としては、アイアンショットのようにハンドファーストの体勢となること。両腕とシャフトが小文字のy字に見えるアドレスです。それにティアップが低いとトップが高くなって上から鋭角に打ち込むスイングになってしまいます。

ダウンスイングでクラブが急角度で下りてくる。インパクトでフェースが立ってボールの高さを出せない。頭が目標側に流れてミート率が低下してしまう。そんな悪循環から高弾道ショットが打てないのです。

高さを出したいならアッパーブローにとらえやすいセットアップを心がけるべし

ボールが十分な高さに上がらないという人は、ボールの位置とティアップの高さの修正が先決です。ボールを基本の位置にセットし、ティアップはやや高めにしましょう。

写真の練習マットはオートティアップで高さを調節できないため、ゴムティにボールを乗せて撮影していますが、クラブヘッドの最上部のクラウンからボールの上半分が出るくらいが目安です。

ボールの位置とティアップの高さを直すだけで、両腕とシャフトが大文字のY字に見えるアドレスに変わり、ボールを払い打つイメージが生まれてきます。

そうすると、まずバックスイングの捻転が深くなります。ダウンスイングでの上体の突っ込みが防げて、インパクトはヘッド・ビハインド・ザ・ボール。頭の位置をキープできるから自然にアッパーブローにとらえられます。

結果的にドライバーのロフト角通りに打ててボールが適正の高さに上がり、キャリーを十分に出せるようになります。飛びが全然違うことを実感できるはずです。

飛ばないとスイングに欠陥があると思い込んで、あれこれといじりたくなりますが、まずはアドレスを見直すことが大事です。

自分の気づかないうちにボールの位置がズレてたりティアップが低くなっていて、それが癖になるとスイングを悪化させてしまうことになります。

プロたちは調子がおかしくなったときや、当たりがよくなくて距離が落ちてきたときなどはアドレスを重点チェックします。アドレスあってのスイングなのです。

小池正次
こいけ・しょうじ

1966年12月28日生まれ、北海道出身。JPDA（日本プロドラコン協会）ツアープロ。ドラコン公式記録は370ヤード。2020年からYouTube『ゴルフ飛ばしてなんぼ！』を配信開始し、現在フォロワーは22万人を超える。関東と北海道を拠点に多くのアマチュアをレッスンしている。親切で分かりやすい指導法で人気。2024年5月、丸山ゴルフセンター（千葉県船橋市）にゴルフスタジオ『ゴルフ飛ばしてなんぼ！』をオープン。