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スイングの不調、テンポの乱れはやわらかシャフトで調整! 切り返しで間が取りやすいワンフレックスシャフトもオススメ

ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第193回

2025/05/30 ゴルフサプリ編集部 T島

プレッシャーがかかった時など、切り返しで間が作れなくなってミスショット。それがきっかけでテンポが乱れ、スイングが不調に! そんな時、ゴルフギアライターのT島氏は、普段使っているシャフトよりも柔らかいシャフトで調整をするという。大蔵ゴルフスタジオのフィッター・金子氏と、スイングの不調とシャフトの関係について語り合います。

1ヤード打つ練習でわかるシャフトの違い

金子 T島さんは相変わらずインドア練習場に通っているんですか?
T島  朝、5時半から6時の間にインドア行って練習して、ウオーキングするのが習慣になってしまったので、週5ぐらいでは行ってるよ。
金子 結構な頻度ですね。何球ぐらい打つんです?
T島   150球ぐらいかな? そのうち100球ぐらいは50ヤード以内のアプローチだね。
金子 クラブは何本持っていきます?
T島  基本はSWと9番アイアン。あと仕事で試打するクラブをごくたまに。アプローチが終わったら9番アイアンをマン振りしてる。アプローチは1ヤードキャリーで揃えたりとか、地味な練習。おかげでグリーン周りからのパーが激増中なのだ。
金子 地味ですが効きそうですよね。
T島  1ヤードの練習をすると、ウェッジのシャフトの違いがよく分かるんだよ。
金子 えー! 面白いですね。クラブヘッドもスイングも小さい動きになりますよね。
T島 でも1ヤード揃えようとすると、手先では難しいの! 飛んじゃうから全身を使う感じ。
金子 T島さん、グリーンのすぐ脇のカラーからのアプローチって嫌いって言ってましたよね。振っていけないから。
T島 そうなのね。だから小さい動きを地味に練習する。好きじゃないシャフトだと1ヤードが揃わない。飛びすぎたりするし、逆に合ってると揃いやすいのよ。

1ヤードキャリーを揃える練習は片山晋呉もおすすめしています。

金子 T島さん、ウェッジのシャフトは揃えていましたよね。
T島 最近はモーダス120のSに統一しているけど、ちょっと前はカーボンだったり、KBSのウェッジ用だったりを混ぜてた。そうするとシャフトの違いが体感できて面白いのよ。フルスイングで距離を揃えるのは簡単だけど、アプローチはホント難しいね。コントロールするショットは、シャフト選びってすごく大事だなと思う。
金子 そうですね。大蔵ゴルフスタジオにはウェッジフィッティング用のシャフトを100本以上揃えていますけど、お客様も“こんなに違うの?”って驚かれます。
T島 そうでしょ? ウェッジシャフトはアイアンより柔らかめ! というのが定説。タイガー・ウッズだってそうでしょ? ロジャー・クリーブランドに取材した時に、ダイナミックゴールドのウェッジ用じゃなくて8番用を入れてるんだって教えてくれたけど、今もそうなのかな? ちょっと試してみたいと思っています。
金子 タイガー・ウッズは、アイアンのシャフトがダイナミックゴールドのX100でウェッジはダイナミックゴールドのS400というのが有名ですもんね。
T島 これはボーケイウェッジで有名なボブ・ボーケイさんも提唱しております。1ヤードをキャリーで打つ時に、切り返しで間が欲しいのよ。
金子 なるほど。1ヤードキャリーをシャフトの違うウェッジで打つと、その間があるかどうかがわかりやすいんですね。

アイアンはSだけどウェッジはRとか、ちょっとオシャレですよね。

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T島 多くの人はドライバーやアイアンのシャフトには興味を持つんだけど、ウェッジのシャフトには無頓着なんだよね。それから、パターもシャフトが違うと、振り感が変わる。
金子 そうですね。小さい動きなのにかなりハッキリ違いますよね。
T島 前回、パターの二刀流の話をしたけど、1mのショートパットは入れるのが“当たり前”と思うとすごいプレッシャーじゃん? 実はゴルフって“当たり前”との戦いだと思っているのよ。T島の嫌いなグリーンのカラーからのアプローチだって“寄せて当たり前”でしょ?
金子 ですね。お客様が言ってました。アプローチが苦手な方で、ゴルフショップでそんな話をすると“チッパーとか試してみませんか“って良く言われるそうなんですよ。でも、チッパーって”やさしい“って言われているのに、それで寄せれるのって”当たり前“じゃない? それが嫌で使いたくないって。
T島 わかるぅーーーー。やさしいクラブを使っているからいいスコアが出て当たり前とかね。
金子 そうですね。“当たり前”ってコワイですね。それだけでプレッシャーが倍増されます。
T島 そうなのよ。プレッシャーがかかるとスイングテンポが変わっちゃうことが多くて、特に切り返しなんかで間合いが取れない。

ドライバーショットの切り返しで悩んでるなら、ワンフレックスシャフトを試してみたらいかがでしょう?

金子 三菱ケミカルやフジクラから出ているパター用のカーボンシャフト、かなり柔らかいものがありますが、切り返しの間合いをシャフトが作ってくれます。
T島 ドライバーで悩んでいる人には、ワンフレックスなシャフトが間合いを作ってくれます。デザインチューニングのメビウスリキッドや日本シャフトのバルカヌス、シンカグラファイトのジンガーなど、フレックスは超柔らかいけどトルクは絞ってある。シャフトが勝手に間合いを作ってくれてプレッシャーがかかっても安心よ。
金子 T島さんもメビウスリキッドを使ってますよね。
T島 スイングを変えている時なんか、どうしても切り返しで”あれ”ってなるんだよね。そういう時も安心。タメを作る練習にもなる。
金子 練習場では上手くいくのに、コースではプレッシャーに負けちゃう場合、シャフトが助けてくれることがありますよね。T島さんみたいに不調になったら柔らかいシャフトにして、自信が付いたらカチャカチャっと、もとのシャフトに戻すなんていうのもありですよね。
T島 まあ傾向としては、切り返しで間が取れない。“間抜け”になってミスが出る人は、シャフトを見直してみると良いね。
金子  そうですね。見直すキッカケになるかもしれません。
T島 上手くできて当たり前な時にミスしてしまうのを少なくするには、まずは練習だけど、シャフトに原因がある場合も少なくないということ。
金子  大蔵ゴルフスタジオにご相談してください。一緒にシャフト探しますよ〜。

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T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。

大蔵ゴルフスタジオ

上記動画はT島氏が特派員ブログを勤めている東京都世田谷にあります大蔵ゴルフスタジオの説明。大蔵ゴルフスタジオ世田谷のクラブフィッティングの流れを説明しています。

取材協力/大蔵ゴルフスタジオ世田谷
住所:〒156-0053 東京都世田谷区桜3-24-1 オークラランドゴルフ練習場内
営業時間:11:00〜19:00
定休日:毎週月曜日
TEL:03-6413-9272
https://www.ogs-p.jp/



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