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すーッと転がってコロンとカップイン! 確実に決められる予感しかないパター「スコッツデール DS72」

2025/06/02 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

スコッツデール,DS72

2025年3月6日に発売されたピンの「スコッツデール」パターシリーズ。発売後、すぐに売れ筋ランキングの上位に登場し、契約プロの佐久間朱莉が「スコッツデール DS72」を実戦投入後すぐにツアー初優勝を飾ったことでも注目を集めた。その注目モデルである「DS72」の試打レポートをお届け!

日本のゴルファーために開発されたのがスコッツデール DS72

2025年4月22日、国内女子ツアーで最終日にパットを決めまくって逆転優勝した佐久間朱莉が手にしていたのが「DS72」だ。

「スコッツデール」は、“ソフトな打感で すぅーッと転がる!”がコピーである。
ツアープロの使用率も高くて注目していたが、入りまくるシーンというのは強い印象が残るもので「スコッツデール DS72」を試打してみたいと熱望して、試打することになった。

「DS72」は、過去に発売されたシリーズでも試打してきて、パターヘッドとしての完成度の高さは知っていたし、2023年の米ツアーの年間王者になったビクトル・ホブランのエースパターとしても優秀さを証明されている。

スコッツデール,パター,DS72

「スコッツデール」は、プロのリクエストにプラスして、フィッティングなどで得たデータを解析して日本のゴルファーが本当は何を求めているかというテーマで開発された。
日本のゴルファーは、ソフトな打感を重視すること。しっかりとした打音がタッチの出しやすさに繋がることから、その二点を徹底追求することになったという。

テクノロジーとしては、軽量で柔軟性がありながら、剛性と耐久性も高い「PEBAX」という革新的素材をフェース素材に採用した。過去に使用したときよりも、ブラッシュアップして、ソフトな打感で高い反発力という矛盾する特性を実現できたという。
インサートとしては軽量であることが重心を深くして高MOI化に成功する要因となり、ミスヒットにも強くなった。

スコッツデール,DS72

「スコッツデール」は9種類のヘッドのラインアップ。日本のグリーン、日本のゴルファーのためのパターとして仕上がっているのである。

「DS72」は、ミッドマレット形状。アンサーのヘッドをベースに、フランジを後方に伸ばして、後方のボリュームをつけたヘッドだ。個人的に、フェース長が長すぎずに締まって見えて、集中しやいのが大好きなポイントだ。

実際にグリーンで使用しなければパターはわからないもの。どんなパターなのか。期待しつつ試打ラウンドに突入した。

試打した日は、気温14度〜18度で、10フィートのコンディション。ボールは打ち慣れていてクラブだけの影響に集中出来る「TOUR B X」を使用した。

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打音打感
音量は控え目、高音で残響があり硬質系の美しい音。
打ち応えはしっかりめ。手応えは敏感、芯感はクリアでシャープ。

方向性
狙いやすく、引きやすい。打ち出しも素直で安心感あり。

距離感
柔らかめの感覚でも転がる特性がわかれば、タッチは合わせやすい。

スコッツデール,DS72

他の「Scottsdale」シリーズのパターも打ったのだが、コピーで使用している“すーッ”という部分は、「DS72」が最もわかりやすかった。
シャープな音質だが、抑えめの音量だから、耳から入ってくるイメージもやわらかい。手応えもしっかりしているのに、反発よりもフェースに接触している感覚のほうが強い。
簡単にまとめると、打った分だけ、ちゃんと転がるパターなのだ。

余計な癖や個性はない。黙って打てば、打ち手の技量を最大限に活かした結果を出すのが「DS72」である。

実際に、試打ラウンドでショートパットはノーミス。中間距離、長距離のパットもいきなりなのにイメージが出たし、イメージの通りに転がってくれた。
このままバッグに入れても、エースパターとして十分に機能することを証明しているようで、最後のほうは頼もしかった。

信頼できる職人と一緒に作品を作るようにパッティングを楽しめるのが「DS72」というパターだ。自らのパットの腕前の邪魔をされずに、最大限に活かしたいゴルファーにオススメする。

篠原嗣典。ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてデビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。

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