ホールの状況次第ではドライバーを使わない攻略法も考えましょう!
レイアップはスコアメイクのための積極策
パー3以外のホールはドライバーで気持ちよく飛ばしたい! それが楽しみでゴルフ場に来ているのでしたら構いませんが、スコア優先のゴルフをしたいならホールの状況次第でティショットをレイアップすることも考えるべきだと思います。
レイアップで真っ先に思い出されるのは2007年に相模原ゴルフクラブで開催された日本オープン。この試合、私は優勝した谷口徹プロのキャディをつとめました。日本オープンなどのナショナル大会ではラフをかなり長く伸ばし、フェアウェイはタイトに絞られて難度の高いコースセッティングとなります。ティショットをいかにフェアウェイに置くかが勝敗の分かれ目というわけです。
ゴルフは距離感のゲームですが、深いラフに打ってしまうと距離の計算がとても難しい。ラフからの100ヤードより、フェアウェイからの150ヤードのほうがずっとグリーンに止めやすいくらいです。「ラフでもいい」と割り切るプレーヤーも中にはいるでしょう。でもこれだけの深いラフが相手では、谷口プロとしては「ラフもOBのうち」といった思考だったと思います。レイアップ作戦に徹底し、最終日は66の貫禄プレーで通算5アンダー。2位の片山晋呉プロとは2打差でした。
フェアウェイが狭いホールではレイアップ作戦でセーフティに攻める
一般営業のコースはラフを長く伸ばしているケースはほとんど見ないですし、ラフに行ってもそれほどトラブルになりません。コースセッティングが違いすぎるので参考にならないかもしれませんが、そこは考えようだと思います。アマチュアの皆さんもフェアウェイが狭くて左右にOBがあるホールとか、フェアウェイを外すと2打目が難しくなるホールなどではティショットをレイアップして、安全確実にフェアウェイに運ぶことを第一に考えましょう。
クラブの番手は思い切って下げること。ドライバーを3番ウッドに持ち替えるくらいでは中途半端です。UTとか6〜7番アイアン、あるいは自分の得意なクラブを選択するのが一番だと思います。
清水重憲(しみず・しげのり)
1974年生まれ、大阪府出身。97年にプロキャディとなり、谷口徹、上田桃子、イ・ボミらの賞金王、賞金女王獲得に貢献するなど第一人者として活躍。プロキャディ最多の通算40勝を誇る。




