元調子が難しいと思うのは先調子が好きな人だけ?
T島 今回はシャフトの新製品のお話です。USTマミヤから、10月9日にATTAS RXシリーズの最新作「ATTAS RX ウルトラ ブラック」が発売されます。
野倉 打ってみると扱いやすい元調子でした。
T島 元調子というと「難しい」というイメージがあるらしいですね。「ATTAS RX ウルトラ ブラック」のリリースには「『元調子=難しい』なんて超古い」と書いていました。
野倉 元調子というと、プロや上級者が使うイメージが強いのでしょうか? それと、ハードヒッターが叩いても左のミスが出ないとか……そんな印象もあるのでしょうね。
T島 だったら「自分には合わないかも?」なんて思う人が多いのかもしれませんね。確かに男子ツアーで人気の元調子はハードな印象があります。フジクラの「VENTUSブラック」とか「TENSEI」のオレンジ、ホワイト、ブラックとか。
野倉 そうですね。「難しい」というのは、具体的にはボールがつかまらない、ボールが上がらないというイメージがついているのでしょうね。
T島 でも、私はハードヒッターではないおじさんですが、元調子が好きなんですよ……。
野倉 そうですよね。大蔵ゴルフスタジオのフィッターの金子とT島さんが元調子シャフトを紹介しているYouTube動画を見ると、とても楽しそうですものね。
T島 そうですね。ゴルファーとしての自分が出て、「おおお、これ使いたい!」ってなるんです。
野倉 「ATTAS RX ウルトラ ブラック」は実際どうですか?
T島 うん、私にとってはウルトラやさしくて、ウルトラ好きかもしれません。USTマミヤといえば「THE ATTAS V2」というモデルがありますよね。あれもクセがなくて勧めやすいでしょ。そのニュートラルな感じで手元がしなって、実にボールに当てやすいシャフトなんです。
野倉 T島さん、フェアウェイウッドに「THE ATTAS V2」を入れていましたよね。「フェアウェイウッドを買ったらこれを入れる」と言っていた定番シャフトでした。それの手元がしなるなら、かなり好きそうですよね?
T島 そうそう。実はもうテスト用を借りて使っているんですが、ドライバーだけでなくフェアウェイウッドにも良さそうです。ボールを拾ってくれるので……ヘッドがきれいに入って、打ち出しも稼いでくれます。
野倉 ウルトラ気に入っているのが伝わってきます。最近打った中では、スリリングの「SYUHARI SIKI(シュハリ シキー)」というシャフトの印象に近い気がしますよ。
T島 打ってみたんですが、野倉くんの言うとおり、こちらも扱いやすい元調子でした。
野倉 そうでしょ? 「SYUHARI」は2年前に発売されたのですが、シャフトのタメがインパクト前にほどけてしまう人向けに作られた元調子で、大蔵ゴルフスタジオでは人気がありました。フィッター金子のエースシャフトです。今年発売された「SYUHARI SIKI」は、手元のしなり感はそのままで、インパクトまでにきっちり戻ってきてボールを押してくれる感じがすると絶賛していましたよ。
T島 そうですね、前作よりインパクトが強いというか……意志が伝わるというか……ヘッドの挙動がよりわかりやすい感じでした。
野倉 そうですよね。こちらもやさしい元調子です。「VENTUS」や「TENSEI」みたいに、いわゆるハードヒッターじゃなくても使いこなせるシャフトですよね。
T島 最近のシャフトは「今どきの慣性モーメントが大きい、ヘッドの重いモデルを考慮して」とよく言われますよね。でもデータで見ると、ここ数年で特別重くなったわけではなく、高慣性モーメントのモデルがヒットしているだけなんです。ただ、そのせいかしっかり感が増している気がします。この2つの新作元調子シャフトは、しっかり感のバランスが絶妙で、ボールも上がりやすく扱いやすいのに、左のミスは防いでくれるんです。
野倉 なるほど。ツアーで人気のモデルほど「先端をしっかりさせすぎない」から、適度にスピンが入って扱いやすいのかもしれませんね。
T島 そうそう、わかっていますね。適度にスピンが入らないとボールの浮力が足りずに飛びませんからね。
野倉 そもそも「〇〇調子が難しい」なんてことはあるんですかね?
T島 ナイスツッコミ! 自分に合っていないもの=難しいというだけじゃないですか?
野倉 そうですよね。T島さんや金子にとって元調子は“やさしい”んですもんね。
T島 そうなんです。私の場合、手元が硬いとタイミングが取りにくいんです。だから先調子と言われるシャフトに苦手なものが多いんです。
野倉 そうですよね。苦手なもの=難しいというだけです。でも今のシャフトは、先調子と書いてあっても手元にしなり感があるものもありますし、元調子と書いてあっても全体がしなる感じのものも普通にありますよね。
T島 ありますねぇ……。ゴルファーって分類したい人たちなので「〇〇調子」というのは必要なんですが、それだけで「自分にぴったりなシャフトかも?」と思うのは、かなりリスキーなんです。
野倉 そうですね。USTマミヤが「『元調子=難しい』なんて超古い」と言いたい理由がわかります。
T島 私はフジクラの「スピーダーNXブラック」ってシャフトが好きなんです。先中調子と書いてあるんですが、先も動くけど手元のしなり感もあります。「先調子=難しい」と思っていたら巡り会えなかったですね。
野倉 そうですよね。グラファイトデザインの「ツアーAD VR」というシャフトも、軽めのスペックだと手元のしなり感がありますが、重くなるとなくなるんです。スペックによって変わるんですよね。
T島 困っちゃいますねぇ……。
野倉 大丈夫です。大蔵ゴルフスタジオでフィッティングすれば、いろいろ打ち比べて納得していただけます!
T島 スペックが揃っていないと、試打しても決められないですよね。
野倉 そうなんです。ぜひご予約ください。T島さんは「ATTAS RX ウルトラ ブラック」と「SYUHARI SIKI」、どちらもエース候補らしいですね。
T島 悩みますねぇ……。フェアウェイウッドには「ATTAS RX ウルトラ ブラック」の6SRで……。
野倉 あっ、また妄想タイムが始まりましたね。ということで、「〇〇調子は難しい」というのは都市伝説です! 以上です。
T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。
大蔵ゴルフスタジオ
上記動画はT島氏が特派員ブログを勤めている東京都世田谷にあります大蔵ゴルフスタジオの説明。大蔵ゴルフスタジオ世田谷のクラブフィッティングの流れを説明しています。
取材協力/大蔵ゴルフスタジオ世田谷
住所:〒156-0053 東京都世田谷区桜3-24-1 オークラランドゴルフ練習場内
営業時間:11:00〜19:00
定休日:毎週月曜日
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