【回答】左手の3本は「強く握る」のではなく、「しっかり握って」飛ばす!

左手グリップにフィット感があれば、握りの強さは携帯電話を持つくらいで十分

両手を強く握りすぎると肩や腕が力んでしまい、クラブがスムーズに振れなくなる。だから両手は緩く握るのがいい。その一方で左手の小指、薬指、中指の3本は強く握るともいわれます。それって、どっちが正しいの? ゴルファーたちの会話によく出てきそうですよね。

結論から申しますと、左手の小指側の3本は強く握らなくていいです。理想的な力感としては、携帯電話を持つくらいです。携帯電話を左手に持って歩いていても、落とさない程度の握り加減をキープしますよね。そのくらいソフトな力感です。

そんなにソフトに握るの? じゃ、左手は緩く握るほうがいい? そんな風に早合点しないでください。左手の3本指は緩く握るのではなくて、強く握りすぎないようにする。大事なポイントは「しっかり握る」ことにあります。「強く」と「しっかり」は違うのです。

左手をしっかり握るコツとしては、左手のヒラを広げて左手の人さし指の第二関節と小指のツケ根を結ぶラインにグリップをあてがい、小指側からグリップに絡めるように握ります。小指側の3本をグリップにしっかり巻きつける感じで握ればフィット感が生まれて、力を入れなくてもしっかりと握れます。

グリップ全体に余分な力を抜けばヘッドスピードが上がって飛距離が伸びる

右手のほうも指をグリップに絡める感じで握りましょう。手のヒラでワシづかみすると構えた時から右手に余分な力が入りやすいので、ソフトに握って右手にもフィット感を出しましょう。両手の握りの強さの比較としては、全力を10とすれば左手は2から3くらい、右手は1・5から2くらいというイメージ。感覚なので表現が難しいところですが、そのくらいを目安にしていいと思います。

両手の握りの強さはオーバーラッピンググリップに握る人もインターロッキンググリップに握る人も共通です。ちなにに私は右手のパワーを生かしやすいように両手を分離したテンフィンガーグリップに握っていますが、アドレス時のグリップの力感は一緒です。

グリップで何が一番大事かというと、グリップの全体に余分な力が入らないようにすることです。最初から両手に力が入っているとカラダの回転が硬くなってヘッドスピードが上がらないし、インパクトでグリップが緩んで手首が折れてしまうことにもなりやすい。だからといって両手を緩く握ったままではインパクトで当たり負けしてしまいます。

アドレスで両手をソフトに握っていても、インパクトの瞬間は力が入って当然です。両手の指をグリップに絡めるように握ってフィット感を出しておけば、アドレスとインパクトの両手の握り圧が変化してもグリップのカタチが変わりません。当たり負けもしないからボールをフェースの芯でとらえやすく、ボールを遠くに飛ばせるようになります。

小池正次
こいけ・しょうじ

1966年12月28日生まれ、北海道出身。JPDA(日本プロドラコン協会)ツアープロ。ドラコン公式記録は370ヤード。2020年からYouTube『ゴルフ飛ばしてなんぼ!』を配信開始し、現在フォロワーは22万人を超える。関東と北海道を拠点に多くのアマチュアをレッスンしている。親切で分かりやすい指導法で人気。2024年5月、丸山ゴルフセンター(千葉県船橋市)にゴルフスタジオ『ゴルフ飛ばしてなんぼ!』をオープン。