ミスショットを”想定の範囲内”と受け入れられる。これが80台ゴルファーのメンタルです
スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル&マネジメント Season2 VOL.12 メンタル編
今号からアマチュアが不安や恐怖感を抱きやすい状況別の打ち方を、マネジメントとメンタルの両面から対策法を解説する。「ゴルフ脳」を鍛えてレベルアップといこう。
ゴルフトゥデイ本誌644号/98〜99ページより
取材・構成・文/三代 崇 イラスト/北村 公司
90切りに成功する状況別 CaseStudy |CASE1.「ピンが手前側の池越えのショットをどう打つ!?」
【思考法のコツ】
「ナイスショットばかりでなくミスも想定した攻めを考えよう!」
結果が悪くてキレてしまうのは恥と知ろう
池越えのショットはアマチュアゴルファーにとって不安や恐怖の心理が働きやすい反面、成功すれば大きな喜びと満足感を味わえます。そうしたスリルもゴルフの醍醐味ですから、自分の実力を知るためにも積極果敢に攻めるのもいいと思います。
絶対にやってはいけないのはキレてしまうこと。池ポチャしたりミスが続いたりすると、すぐにキレてしまう人っていますよね。だいぶうまくなってきて80台のスコアを出せそうなゴルファーに割と多いです。そうした人たちに共通しているのは、自分を平均値で見れていないことです。たとえば過去に打てたことのある5番UTの最高の180ヤードのショットばかりをイメージしている。ちょっと当たりが悪くて165ヤードしか飛ばないと、「なんで届かないんだ!」とか「距離が間違っているんじゃないか!」と怒り出して他に責任転嫁をしたがる。
ミスしてもキレない人は、自分の可能性を全部知っています。キャリアを積んだ上級ゴルファーは180ヤード飛ぶクラブでも、当たりが薄ければ160ヤードしか飛ばないことも知っている。これも想定内だから、変なミスが出ても「そういうこともあるよね」と笑って済ませられます。でもキレちゃう人は、そういうことを想定していない。だから想定外のことが起こるとキレてしまうわけで、「今日は調子がよくないな」、「風が吹いたからグリーンに乗らなかった」などと本当はもっとうまいんだぞと一生懸命にアピールする人すらいます。アピールすればするほど、その人の本当の実力がわかってしまう。それってカッコ悪いと思いませんか?
話が少しそれましたが、池越えのショットにしても自分を過信しないことです。チャレンジするのはOK。でもミスも想定して、使うクラブを決めましょう。
結果がよくても悪くても、すべてを受け入れる。そうして経験値を積むことで自分の平均値を上げていけば90切りに一歩近づけます。
北野正之(きたの・まさゆき)
1966年5月18日生まれ。93年プロ入り。松原ゴルフガーデン(埼玉県草加市)やサザンヤードCC(茨城県水戸市)などで多くのアマチュアをレッスン。