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テーラーメイド「Qi4D」あえてMOIを”約10K”にした「MAX」の狙いと純正シャフトの進化

ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第225回

2026/01/16 ゴルフサプリ編集部 T島

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新年早々、ゴルフギア界にビッグニュース! 2026年の注目作、テーラーメイド「Qi4D」ドライバーがついに発表されました。あえて慣性モーメント10Kを切った「MAX」の意図や、素材の変更、そして進化した純正シャフトのフィッティングまで、ゴルフギアライターのT島氏と大蔵ゴルフスタジオのフィッター・野倉氏がその全貌と魅力を深掘りします。

マキロイもフリートウッドもすぐに使い始めた「Qi4D」

T島 この季節は新製品発表ラッシュですね。今回からしばらく新製品について話していきましょう。今回はテーラーメイド「Qi4D」です。
野倉 すでにPGAツアーの選手たちがバンバン替えていますね!
T島 そうですね。ドライバーは「Qi35」と同じように、「Qi4D」(COREモデル)、「Qi4D LS」、「Qi4D MAX」、「Qi4D MAX LITE」という4種類のラインナップです。
野倉 「Qi35」は意外とツアープロが使用しませんでしたよね。「Qi10」から替えられなかった印象です。

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写真は「Qi4D」(コアモデル)。ヘッド素材は「チタンフレームボディ [9-1-1 ti] + インフィニティカーボンクラウン + カーボンソール + 鍛造アルミニウムリング [7075] + TASバックウェイト(9g x 2) + TASフロントウェイト(4g x 2)」、フェース素材は「新60層カーボンツイストフェース + PUカバー」

T島 世界トップクラスだと、飛びすぎても困るし、弾道のイメージが違うと替えにくい……みたいな話を聞きました。慣れるのに時間がかかるというか。「Qi35 LS」の特性がかなり尖っていたのもあるのかもしれません。「Qi35」(COREモデル)の投影面積がけっこう大きかったので、そうしたことも理由かもしれませんね。
野倉 なかなか深読みしますね。でも、T島さんは「Qi35」(COREモデル)を買っていたぐらいですから評価は高かったんでしょう?
T島 はい。「Qi35」は発売直前の試打では一番結果がよかったので、なんだかんだで買いました(笑)。

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野倉 新しい「Qi4D」はいかがですか?
T島 COREモデル(スタンダードモデル)はちょっとアスリート方向に寄ったかなという印象です。「Qi35」より投影面積は気持ち小さめですね。面白いのが、「MAX」はわざと慣性モーメント10K(10000)を切って、「9700」にしているところです。その理由は、ヘッドの重さを最適化したかったとのことでした。
野倉 そうですね。外ブラ(海外ブランド)のドライバーは軒並みヘッド重量が200gを超えていて、「Qi35 MAX」にいたっては約205gありますからね。ちょっと扱いづらいと感じる人もいるのだと思います。
T島 ヘッドスピードにも影響がありますし、非力な人は振り切れないですからね。そのために「MAX LITE」というモデルがあるんですけど。
野倉 でも、その幅が極端でしたよね。ヘッドが一番軽い「MAX LITE」と一番重い「MAX」。その間の層が一番のボリュームゾーンですから。
T島 はい。だから、「Qi4D」を扱いやすいと感じる人が増えると思います。それから「MAX」と「MAX LITE」はすでにチタンドライバーではなくなりました。「カーボン+フォージドアルミ」です。フォージドアルミは「7075鍛造アルミニウム」という軍用素材だそうです。“フォージド“って付くだけでアルミもカッコいいですね。

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写真は「Qi4D MAX」。ヘッド素材は「鍛造アルミニウムフレームボディ [7075] + インフィニティカーボンクラウン + カーボンソール + 鍛造アルミニウムリング [7075] + TASバックウェイト(13g x 1) + TASフロントウェイト(4g x 1)」、フェース素材は「新60層カーボンツイストフェース + PUカバー」。

野倉 さすがT島さん、ミーハーワードに弱いなぁ(笑)。でも気になりますね。「MAX」と「LS」はチタンボディなんですか?
T島 「フォージドアルミ+チタン」です。「MAX LITE」は日本・アジア限定だったグローレブランドの代わりなので、シャフトも40g台となっています。あとは、フィッティングに力を入れるということで、新たに「テーラーメイド フィッティング ベース」を関東・近畿・中部・九州の16店舗に1月9日(金)以降順次オープンしていくと言っていましたよ。
野倉 八重洲にある「フィッティング ラボ TOKYO」みたいな設備を全国展開ということですかね。
T島 構想にはあるかもしれませんね。ということで、“せっかくフィッティングを強化するんだから、純正シャフトも増やしたぞって感じで、フェースローテーション別に3種類のシャフトから選べます。
野倉 純正シャフトが豊富なのは、コスパが上がるのでゴルファーには良いことですね。

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写真は「Qi4D MAX LITE」。ヘッド素材は「鍛造アルミニウムフレームボディ [7075] + インフィニティカーボンクラウン + カーボンソール + 鍛造アルミニウムリング [7075] + TASフロントウェイト(4g x 1)」、フェース素材は「新60層カーボンツイストフェース + PUカバー」。

純正シャフトが3種類に! テーラーメイドのフィッティング新時代の幕開け

T島 この純正シャフトの出来がとても良いんです。ハマる人がかなり増えそうです。まだ発展途上かと思いますが、スペックがもう少し多いとうれしいですね。あとフィッティングではウェイト調整とか、やってくれそうです。
野倉 やっぱりピンがダントツに人気だから、他社もフィッティングに本気を出してきましたね。T島さんはどのシャフトを勧められたんですか?
T島 フェースローテーションが多い人は、先端が動くハイローテーションの「REAX HR」(以下HR)、リストターンとボディーターンで打つ人はミッドローテーションの「REAX MR」(以下MR)、フェースローテーションが少ないボディーターンな人はロウ ローテーションの「REAX LR」(以下LR)という選択肢です。
野倉 T島さんは「LR」ですね。「MR」でもいいけど……って感じですか?
T島 さすがフィッターですね。左のミスを消したいなら「LR」、ドローで飛ばしたいなら「MR」って感じです。

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野倉 なるほど、もっと詰めたい、もっとベストを求める人はシャフトメーカーのシャフトをカスタムオーダーするという感じですか?
T島 そうですね。「LR」は60g台だけとか、まずはハマる層が多いところから効率よくフィッティングしていくという感じでしょう。
野倉 以前と比べると選択肢は格段に増えたということですね。
T島 そういうことですが、まだまだ課題があると言わざるを得ません。まあ、フィッティングスタジオって効率から弾かれた人が来るところですし……。
野倉 ちょっと……もっとポジティブに言って下さいよ。「とことんベストなシャフトを見つけたい人が来るところ」とか!
T島 おっイイね。ライターやりますか?(笑)。でも新しい挑戦というか、大蔵ゴルフスタジオが出来た頃みたいな「フィッティングって何?」っていう時代からは明らかに変わっていますね。
v野倉 T島さん、肝心なことを忘れてます。ぶっちゃけ「Qi4D」はどうなんですか?
T島 まず、テーラーメイドってカッコいいですよね! そして、ミスヒットにより強くなりました! 特に上下に打点がぶれても、スピン量が極端に変わらないので飛距離は安定するでしょう。そして……カーボンフェースを5シーズン目ってことで打感も打音もさらによくなっています。実はすでに私の“これは買うぞ!”リストに入っております。純正シャフトでも良いかなと思うぐらい、シャフトもいいですよ。
野倉 カーボンフェース好きな我々としては気になりますね。
T島 でしょう? 是非、皆さんも打ってみて下さい!!
野倉 ちなみにT島さんは4つのヘッドのうちどれを選びますか?
T島 COREモデル。つまり素の「Qi4D」ですね。
野倉 そのココロは?
T島 ウェイトネジが一番多くてカッコいいからです(笑)。あと忘れていましたが、フェアウェイウッドの出来もとてもいいんですよ。「TOUR」モデルは特にツアープロがこぞって替えたりするんじゃないか、なんて思います。
野倉 さすがミーハーですね(笑)。フェアウェイウッドも気になるなぁ。
T島 ありがとうございます。是非打ってみて下さい。カーボンフェースの進化を感じていただけると思います。

テーラーメイド,Qi4D,ドライバー
写真は「Qi4D LS」。ヘッド素材は「チタンフレームボディ [9-1-1 ti] + インフィニティカーボンクラウン + カーボンソール + 鍛造アルミニウムリング [7075] + TASバックウェイト(4g x 1) + TASフロントウェイト(15g x 1)」、フェース素材は「新60層カーボンツイストフェース + PUカバー」。

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T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。

大蔵ゴルフスタジオ

上記動画はT島氏が特派員ブログを勤めている東京都世田谷にあります大蔵ゴルフスタジオの説明。大蔵ゴルフスタジオ世田谷のクラブフィッティングの流れを説明しています。

取材協力/大蔵ゴルフスタジオ世田谷
住所:〒156-0053 東京都世田谷区桜3-24-1 オークラランドゴルフ練習場内
営業時間:11:00〜19:00
定休日:毎週月曜日
TEL:03-6413-9272
https://www.ogs-p.jp/



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