ブリヂストン「TOUR B X/XS」ボールは替えないほうがいい? 一度決めたら使い続けたほうが得をする理由
ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第226回
新製品ラッシュが続くゴルフギア業界。気になるクラブやボールを試したくなるのはゴルファーの性だが、ゴルフギアライター・T島氏は「一度決めたら替えないほうがいいギアがある」と語る。その代表例が“ゴルフボール”だという。今回は、ブリヂストン「TOUR B」シリーズの最新モデルの紹介とともに、同じボールを使い続ける重要性について、大倉ゴルフスタジオのフィッター・金子氏と語り合います。
NEW「TOUR B X/XS」は高比重インナーカバーで慣性モーメントがアップした
T島 今回は、一度決めたら替えないほうがいいゴルフボールについてです。
金子 T島さん、ゴルフクラブはすべて「一度決めたら替えないほうが良い!」って言っていませんでしたか?「経験は性能だ!」なんてことも言っていましたよね。
T島 あー、言っていましたね。でも一番浮気しやすいのはボールなんです。値段も手頃ですし、もらったり拾ったりもしますからね。
金子 確かに手に入りやすいので、いろいろ使ってみたいという方はいらっしゃいますね。
T島 ところで、1月21日にブリヂストンから新しい「TOUR B X/XS」ボールが発表されました。発売は2月6日です。
金子 噂では、使用しているプロたちから「今のままで十分だから、あまり変えないでね」と言っていたとか?
T島 これ以上どう良くするんだ? と思っていましたが、今回は新薬品を配合した「ST・ハイドロコア」と、ブリヂストンゴルフ史上もっとも高剛性な「ST・インナーカバー」を採用していて、それらの相乗効果によって風に強く狙ったポイントへ安定して運べる強弾道を実現しています。さらに比重の高いインナーカバーが慣性モーメントを高め、空中でのスピン量が安定し、飛距離と弾道安定性が向上しています。パッティング時の転がりも良くなっています。
金子 今、ちょっと棒読みっぽかったですね。
T島 はい。製品情報はきちんと書かないと編集部から叱られるので(笑)。
金子 読者の皆さんは、T島さんらしい感想が知りたいと思いますよ。
T島 そうですよね。プロから“変えないでね”って言われた割に、性能自体はかなり進化しているじゃないか!という印象です。前作と比べて打感は変わらないのですが、「TOUR B X」は打音がしっかり出るようになりました。これは吉田優利プロも絶賛していましたね。
同じボールを使い続けるメリットとは
金子 T島さんは、音が大事だといつも言っていますよね。
T島 はい。特にアプローチとパターでは重要です。私は前々作(2022年)から前作(2024年)に変わった時、XSからXに変えました。でも、今回はXSに戻そうかなという印象です。もともとスピンが入らないタイプなので、Xだとスピンが少なすぎて、XSのデータのほうが理想的でしたし、XSの打音が好みで距離感が合います。
金子 ショートゲーム優先だけど、データも良かったということですね。
T島 今回は初速もスピン量もXSのほうが良かったですね。それに「TOUR B」は耐久性がすごい高いです。サンプルをいただいて5ラウンドしましたが、同じボール1個でいけました。
金子 それはすごいですね。まあ、T島さんは曲がらないですからね。
T島 インパクトもソフトタッチですからね(笑)。プロ使用率が高いボールは、大胆に変えられないとメーカーさんも悩んでいるそうです。
金子 そうみたいですね。昔のボールを探し回っているというプロの話を聞いたことがあります。
T島 モデルチェンジしても「古いほうがいい」と変えてくれない選手もいます。でも同じボールを使い続けるメリットは大きいです。我々アマチュアはプロほど打点も感覚もシビアではありませんが、それでも影響はあります。
金子 ショートゲームでは特に差が出ますよね。
T島 試打イベントで、吉田優利プロが「JGR」と「TOUR B」を同じ場所から打ってくれたんですが、JGRの打ち出し角が「TOUR B」の倍くらい高くて驚きました。ボールをコロコロ変えていたら距離感が狂うと思いましたね。
金子 同じモデルを使い続けると距離感が安定しますよね。
T島 クラブ契約が変わって不調になるプロもいますが、ボールを変えるのは一番怖いと思います。
金子 同じスピン系でもメーカーが違うと違いますよね。
T島 弾道やスピン量は微妙に違います。我々はそこまでシビアでなくてもいいですが、できるだけ同じボールを使い続けるのが理想です。
金子 どこで妥協すればいいでしょう?
T島 最低限、スピン系・ディスタンス系といったタイプは揃えることですね。同じカテゴリーを選ぶことが大切です。
金子例えば、「TOUR B X」と「PRO V1X」の併用ならOKという感じですね。
T島 理想は同じメーカー・同じモデルを使い続けることです。浮気しないこと。再現性が高くなってきたら、よりこだわってほしいですね。
金子 ツアー選手も練習場のボールが選べないと困ると言っていますし、大切ですね。
T島 私はT「OUR B XS」(2026年)を使い続けます。
金子 あれ? 先日「TP5」も良いなって言っていませんでした?
T島 いやいや、私は浮気しませんよ。ブリヂストン「TOUR B」、とても好きです。皆さんもぜひお試しください。
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T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。
大蔵ゴルフスタジオ
上記動画はT島氏が特派員ブログを勤めている東京都世田谷にあります大蔵ゴルフスタジオの説明。大蔵ゴルフスタジオ世田谷のクラブフィッティングの流れを説明しています。
取材協力/大蔵ゴルフスタジオ世田谷
住所:〒156-0053 東京都世田谷区桜3-24-1 オークラランドゴルフ練習場内
営業時間:11:00〜19:00
定休日:毎週月曜日
TEL:03-6413-9272
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