「ミニドライバー」を使う人のために開発された「ミニバフィー」

「初心者はもちろん、中級者以上のベテランゴルファーにもメリットのあるセッティングです」(石野)

3月上旬に正式発表されたキャロウェイの「ミニシリーズ」。ゴルフショップへの問い合わせも多く、ジャパンゴルフフェアでも注目度が高かった。日本女子ツアーでは青木香奈子が開幕戦から「ミニスピナー」の7番ウッドを使いはじめており、政田夢乃なども「スピナーシリーズ」を積極的にテストしていた。

青木香奈子は3番ウッドをハイロフトの「クアンタム MAX」にして、その下にロフト21度の「ミニスピナー 7W」を入れている。

一方で、興味はあるけど「どういうセッティングにすればいいのかわからない」という声もある。今回は「ミニシリーズ」のメリットを最大限に活かせるセッティングをプロダクト担当の石野翔太郎氏に取材した。

そもそも一般的なウッドの組み合わせはドライバー、3番ウッド、5番ウッドというのがセオリーだが、ミニドライバーを使う場合は少し変わってくる。

「『クアンタム ミニドライバー』の長さは43.75インチです。一般的な3番ウッドは43インチ前後なので、『ミニドライバー』と3番ウッドはスペックが近くなっています。その問題を解決するために開発されたのが『クアンタム ミニバフィー』です。『ミニバフィー』は3番ウッド相当のヘッドサイズでありながら長さは5番ウッド相当の42.25インチ。ミニドライバーの次の1本として最適です」

「ミニバフィー」のヘッドサイズは、「クアンタム MAX D」の3番ウッドとほぼ同じ。

「スピナー」の開発テーマはアイアンのようなコントロール性

「ミニドライバー」「ミニバフィー」の下はどうするのか?

「ここから先が『ミニシリーズ』の新しい提案であり、最大限にメリットを活かして欲しいところです。『スピナーシリーズ』の7番、9番、11番は西村優菜プロと2年以上にわたり共同開発してきたのですが、最大のテーマは『アイアンのようなコントロール性でグリーンで止まる弾道が打てること』でした。ヘッド形状をコンパクトにしつつ、一般的なショートウッドよりはるかに弾道が高い。7番、9番ウッドの高さがショートアイアンくらいで、11番ウッドになるとウェッジと同じくらい上がります。1番オススメしたいのは7番、9番、11番までスピナーセットとして活用するセッティングです」

『スピナーシリーズ』は標準的なショートウッドより約0.5インチ短くなっているので、振り感がアイアンに近い。

飛距離性能の高いアイアンセットと相性がいい

「ミニシリーズ」を5本入れた場合、アイアンはどうするのか?

「『ミニスピナー』の11番ウッドはロフトが27度。飛距離としては6番アイアン相当で、どちらかと言えば飛ぶ方の6番アイアンになります。だから、次の番手は7番アイアンで良いのですが、飛距離性能が高い7番アイアンが理想。当社で言えば『X フォージド スター』くらいがちょうどいいと思います」

アイアンの下はどうするのか?

「セミストロングロフトのアイアンセットはPWのロフトが42度前後なので、次は48度前後のウェッジが必要になります。そこから52度、58度の3本構成にするとバランスがいいと思います」

石野さんに推奨してもらったセッティングは下記の通り。実はキャロウェイ社内でも「ミニバフィー」「ミニスピナー」を積極的に活用する社員が増えており、ベテラン社員からも「すごい簡単」「ゴルフが変わる」という声が後を絶たないそうだ。

日本女子ツアーでは5番アイアンを抜くセッティングがスタンダードになっていて、最近は6番アイアンを抜く選手も増えてきた。女子プロとアマチュアの男性ゴルファーはヘッドスピード、飛距離が近い。「ミニシリーズ」はそういう時代に合ったセッティングだと言えるだろう。

●「クアンタム ミニシリーズ」の最適セッティング例

ドライバー クアンタム ミニドライバー(ロフト角/11.5度 長さ/43.75インチ)
4W クアンタム ミニバフィー(ロフト角/17度 長さ/42.25インチ)
7W クアンタム ミニスピナー(ロフト角/21度 長さ/41.5インチ)
9W クアンタム ミニスピナー(ロフト角/24度 長さ/41インチ)
11W クアンタム ミニスピナー(ロフト角/27度 長さ/40.5インチ)
7I-PW Xフォージド スター(ロフト角/29度 長さ/37インチ ※7Iのスペック)
GW、AW、SW Xフォージドウェッジ(ロフト角/48度、52度、58度)
PT オデッセイ Ai-DUAL 1/2-BALL ジェイルバードMINI