最近、私のフィッティングに来られる方で、初心者の方が増えています。
これは非常にうれしいことで、これからのゴルフ人生を左右する大切な一歩に立ち会えることに、私自身とてもやりがいを感じています。


以前からお伝えしている通り、「最初に持つクラブ」はその人のスイングや、その後のゴルフライフを決定づけるほど重要です。早い段階でフィッティングを受けることは、上達への最短ルートと言っても過言ではありません。


よく「初心者は何でもいい」「上手くなってから買い揃えたい」という声を聞きますが、実は逆です。最初から完璧なセットを組む必要はありませんが、自分の体格やスポーツ歴に合った「扱いやすい道具」を手にすることを目指してほしいのです。

最初に手に入れるべきは「パター」と「ウェッジ」

「最初に買うべき1本は?」と聞かれたら、私は迷わず「パター」と答えます。2本と言われたら、そこに「ウェッジ」を加えます。


「えっ、ドライバーじゃないの?」と思う方も多いでしょう。
豪快に飛ばす爽快感はゴルフの醍醐味ですが、そこはグッと我慢してください。
まずはパッティングの楽しさを知ることが、スコアメイクの土台になりますし、将来にわたってゴルフを楽しめるようになります。パターを選ぶ際、最初から流行りの高価なモデルではなくても大丈夫です、シンプルで軽いものを探してみてください。
例えば「オールドピン(アンサーなど)」は最高です。中古なら数千円、グリップを新品に替えても1万円でお釣りが来ます。これでパターマットを使い、徹底的に練習しましょう。
 
ウェッジ選びのコツは、まず、ロフトは54~56度前後がいいでしょう。
そして、ここでは逆に「軽すぎるもの」を避けるのがポイントです。成人男性ならダイナミックゴールド、女性でもNS950程度の重量感がある方が、ウェッジのコツをつかみやすいです。
 

「スポーツ歴」がクラブ選びの鍵になる

次にアイアンセットとドライバーを考えますが、ここで重要なのが「過去にどんなスポーツをしてきたか」です。
一度でもしっかり体を鍛えてきた、いわゆる「体育会系」の方は、どんなスポーツ歴でも、軽いクラブはおすすめしません。
男性ならダイナミックゴールド級の重さから入るのが良いでしょう。女性でも、スポーツ経験がある方なら80~90g台のシャフト(メンズの軽量モデル)がちょうど良いケースが多いです。
女性は個人差が大きいですが、「女性用=軽いもの」という固定観念を一度捨てて、選択肢を広げてみてください。

ドライバーの選ぶ際の注意点と扱い方

一番長く、一番当たらないのがドライバーです。
当たらないとつまらないので、ここでゴルフが嫌いになってしまう人を私は多く見てきまし
だからこそ、ドライバーこそフィッティングが必要と考えてください。
 
初心者の当たらない原因が「しなりすぎ」による振り遅れの場合が多いので、硬めのシャフトが良いでしょう。私のフィッティングでは最初からXシャフトを勧めることもあります。
その方がタイミングを気にせずに振っていけるからです。

長さも重要です。
最近の主流は45.5インチ前後ですが、これは初心者には長すぎます。
男性なら最長で44インチ、女性なら43.5インチ以下が理想です。
もしカットするのが大変なら、「6センチ短く持つ」だけでも変わります

4. ドライバーの次のクラブは難しいFWより「UT」を選びましょう

ドライバーの次は、フェアウェイウッド(FW)よりもユーティリティ(UT)を推奨します。
理由はシンプルに「長さ」です。
フィッティングに来る方で、絶不調でもUTだけは打てるという方は多い。これはUTの長さとロフトが、ちょうどよいからだと考えています。
 
まずは22〜24度くらいのUTを1本入れてみましょう。
ティショットを失敗した後のセカンドショット意向で威力を発揮します!
 
 
 
【まとめ】「初心者向けのクラブの揃え方」

クラブ注意点
パターOLD PING Anserグリップは新品に交換
ウェッジ50度と56度シャフトは
軽くしすぎない
短くする(-0.5インチ)
アイアンブレードタイプシャフトは重い方から
試しましょう
ドライバー430㏄クラスがあれば44インチ以下で
使いましょう!
UT22度から24度くらいアイアンのシャフトに
近い重量のシャフト

という感じです!
ご参考まで!

ダグ・三瓶(だぐ・みかめ) ブリヂストンスポーツ、アクシネット ジャパン インクと日米2つの大手メーカーに所属。その中でクラブ開発、ツアー担当、マーケティング、フィッティングなどを担当。ツアーレップ時代にはあのボブ・ボーケイ氏に日本で唯一の弟子と認められていた。現在、フリーとなり迷い多きアマチュアゴルファーにアドバイスを送ってくれることとなった。