7Wの打ち方で迷う人が多い理由とは?
先日ゴルフ友達とラウンドしている時にこんな話になりました。ゴルフ友達から「最近42インチの7Wを買った。でも、払い打つイメージだとなんとなくしっくりこないし、アイアンっぽく打ち込むにはちょっと長い。どっちのイメージで練習した方がいいの?」と聞かれました。私は「PGAツアーのプロも7Wを使うようになってきていると話題になっていたよね。でも、7Wはゴルフ始めた頃にしかつかったことがなくて、簡単なクラブだからあまり打ち方まで考えていなかった。どんな練習をしているの?」と聞き返してみました。ゴルフ友達は「普通にマットの上から打っている」と答えてくれました。私は「さすがに他の練習方法も考えた方がいいと思う。少し調べてみるよ」と答えました。
みなさんは、7Wを打ったことがありますか?私はゴルフを始めた時に当時のレッスンプロにクラブを選んでもらったのですが、ウッドは7Wが1本だけでした。3Wも5Wもまだ打つのは難しいので、7Wだけで十分ということでした。確かにボールも上がって飛距離も稼ぎやすかったですね。今回は7Wのメリットとともに上手く打てるようになるための練習方法を説明させいていただきます。
7Wはどんなアマチュアゴルファーに向いている?
最近はプロゴルファーでも7Wを入れる選手が増えていますが、アマチュアゴルファーにとっても7Wはかなり魅力のあるクラブだと思います。理由はシンプルで、長い距離を狙う場面で、ボールを上げやすく、前に運びやすいからです。ロングアイアンやユーティリティがしっかり打てる方なら問題ありませんが、アマチュアゴルファーの場合は180ヤード前後の距離になると、球が上がらない、キャリーが足りない、当たりが薄くなる、といった悩みが出やすいです。そんな時に7Wは、ロフトの力とヘッドのやさしさで助けてくれます。
特に7Wを試す価値があるのは、長いパー3でグリーンに届きにくい方、ロングホールの2打目で少しでも楽に前へ運びたい方、ユーティリティだと強い低い球ばかりになりやすい方です。ロングアイアンは難しく感じるけれど、できれば高さでグリーンを狙いたい、という方にも合いやすいと思います。アマチュアの場合、180ヤード前後の距離を高さでカバーできるだけでも、コースでの安心感はかなり変わります。
一方で、7Wを入れる時は注意点もあります。高さが出やすいぶん、風が強い日には球が浮きすぎることがありますし、つかまりの良いモデルだと左へのミスが気になる方もいます。また、5Wやユーティリティと飛距離差が近すぎると、セッティング全体のバランスが悪くなることもあります。7Wはやさしいクラブですが、ただ入れれば良いわけではなく、自分の苦手を補えるか、今のセッティングの中で役割があるかを考えて選ぶことが大切です。
7Wの打ち方の正解は?“払い打ちでも打ち込みでもない”考え方
7Wが苦手な方の悩みを聞くと、かなり多いのが、払い打つべきなのか、それともアイアンのように打つべきなのか分からない、というものです。これはとても自然な悩みだと思います。7Wはドライバーより短いけれど、アイアンよりは長く、見た目はウッドなので、どのクラブの感覚で振ればいいのか迷いやすいからです。ただ、実際にはこの二択で考えすぎること自体が、7Wを難しくしているように感じます。払い打つ意識が強すぎると、最下点が手前になってトップや薄い当たりが出やすくなります。逆に、アイアンのように打ち込もうとすると、ヘッドが刺さってダフリや引っかけになりやすいです。
7Wが苦手な方ほど、ボールを上げようとする意識が強くなりやすいと思います。地面から長いクラブで打つので、不安になるのは当然です。ただ、7Wはもともとロフトがあるので、自分で持ち上げようとしなくても球は上がります。むしろ、上げようとすると右足に体重が残ったり、手元が浮いたり、ヘッドが下から入り過ぎたりして、薄い当たりやこすった球が出やすくなります。7Wで持ってほしいイメージは、ボールそのものを上げることではなく、ボールの先の芝までヘッドを運ぶことです。感覚としては、ボールの先までソールを滑らせるようなイメージに近いかもしれません。これなら払い打つ感じも残しながら、実際には最下点がボールの少し先に来やすくなります。私が7Wでいちばん大事だと思うのは、この最下点の位置です。ボールの手前が最下点になると、トップかダフリのどちらかに寄りやすくなります。逆に、ボールの少し先に最下点があると、多少打点がズレても前に運びやすくなります。構えでは、ボールを左足かかと線上まで置きすぎず、左かかとの内側からボール1個右くらいまでで試すと、しっくりくる方が多いと思います。7Wは無理に上げるクラブではなく、正しい位置で当てれば自然に上がるクラブだと考えると、かなり打ちやすくなります。
7Wが安定する! ミスを減らす実践練習ドリル
7Wの練習でいちばん大事なのは、最初からナイスショットを連発しようとしないことです。アマチュアが7Wで苦しみやすいのは、ヘッドスピード不足よりも、当たる場所と最下点が安定しないことの方が多いからです。なので、練習もフルスイングから入るより、段階的に進めた方が上達しやすいと思います。
まず、最初は短く持って、少しだけティーアップしたボールを打つ練習です。クラブを1〜2センチ短く持ち、ボールは芝の上に少し浮く程度にティーアップします。目安としては5〜8ミリくらいです。スタンス幅は広げすぎず、肩幅くらいで構え、振り幅はフルショットではなく胸から胸までの3/4スイングに抑えます。この時に意識したいのは、球を上げることではなく、フィニッシュまで体の回転を止めないことです。ここで確認したいのは、飛距離よりも、同じような高さと当たりが続くかどうかです。5球打って毎回当たり方が違うなら、まだ振り幅が大きい可能性があります。まずはミート率優先で進めた方がいいです。
次にオススメなのが、ボールの先にヘッドを抜く感覚を覚える練習です。練習場のマットなら、ボールの5〜10センチ先に目印を置きます。コインでも小さなティーでも構いません。やることはシンプルで、インパクトの後にその目印の上をヘッドが通るように振るだけです。ここで大切なのは、目印を強く叩こうとしないことです。あくまで、ボールの先までヘッドが低く長く動く通り道を作るイメージで振ります。この練習をすると、自分がボールの手前で止まっているのか、それとも先まで振れているのかが分かりやすくなります。トップが多い方は、だいたいボールの手前で怖がって減速していますし、ダフリが多い方は、最下点が手前になっていることが多いです。7Wはヘッドを上から落とす意識よりも、ボールを通過した後もヘッドが前に進む感覚の方が大事です。
3つ目は、地面から打つ時も3/4スイングを崩さない練習です。ティーアップでは当たるのに、地面からだと急にミスが増える方はとても多いです。これは、地面から打つ瞬間に、ちゃんと拾わなければと思って、手で合わせにいってしまうからです。ここでは、最初のドリルと同じ振り幅、同じテンポのまま、ティーだけ外して打ちます。成功の基準はナイスショットではありません。やや低めでも、飛距離が少し落ちても構いません。打点が大きく乱れず、前に安定して飛ぶかどうかを基準にしてください。7Wは完璧な当たりだけを求めるクラブではなく、少し芯を外しても前に運べるのがメリットです。その良さを活かすためにも、まずはコンパクトな振り幅で、毎回同じところにソールを入れる練習が重要です。
これらの練習を試していただいて、ある程度打てるようになってからフルショットの練習をしてください。7Wはもともと難しいクラブではありませんので、必ず上手く打てるようになります。そして、7Wが上手く打てるようになれば実戦のラウンドでもスコアアップに貢献してくれるはずですよ!
それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。








