首位で迎えた残り3ホール 最難関ホールで待たされ…

「ヤマハレディースオープン葛城」最終日に首位で迎えた16番パー4は、この日の最難関ホールだったこともあり、ティショットを打つのに5分ほど待つことになりました。

その影響で「力が入った」ティショットは大きく右へ。

9番アイアンで残り100ヤードほどに刻もうとした2打目はラフでボールが見た目より沈んでいた影響で上がり切らずに、目の前の土手に当たって戻ってきてしまいました。

ここからバンカーにも入れてトリプルボギー。

たられば、の結果論ですが、ボギーなら優勝。ダブルボギーでも優勝した高橋彩華と荒木優奈、仲村果乃とのプレーオフに残れていたので、痛恨のホールとなりました。

それでもホールアウト後は「いい経験になったと思って頑張りたいと思います」と次戦以降に気持ちを切り替えていました。

今週もトップ10入りならツアー史上歴代7位の記録に並ぶ

悔しい結果も4位となったことで、開幕戦の「ダイキンオーキッド」からの連続トップ10は「5」となり、ツアー史上歴代10位に並びました。

さらに今週の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」でも10位以内となって記録を「6」に伸ばすと、過去の女王獲得確率が一気に上がります。

シーズン開幕からの出場試合連続トップ10入り6試合以上は、過去に延べ9人(涂阿玉さんが2回)達成しており、このうちイ・ボミさん、涂阿玉さん(2回)、不動裕理、横峯さくら、全美貞の延べ6人がそのシーズンの賞金女王になっています。

その確率は2/3と実に高いものになっており、菅がこの今週この「壁」を突破できるかに注目が集まります。

史上3位の記録で生涯獲得賞金が2億円を突破!

菅は「ヤマハ」で4位の賞金600万円を獲得したことで、生涯獲得賞金が2億円を突破しました。

本人は「優勝しか見ていなかったので、意識はしていなかったです」と言ったものの、20歳323日(62試合)での達成は、2005年の宮里藍さん(20歳105日、44試合)、2022年の西郷真央(20歳149日、51試合)に続くツアー史上3位となる記録です。

それでも視野にあるのは勝利のみで、「また優勝を目指して頑張りたいです」と言って終わった大会の振り返りを締めました。

「スタジオアリス」の歴代優勝者には近年だけでも山下美夢有(2023年)、上田桃子(2022年)、稲見萌寧(2021年)、申ジエ(2019年)といった女王経験者の名前がズラリと並びます。

菅は昨シーズン、史上初となる開幕から3戦連続で最終日最終組、の記録を作りました。

今の勢いからすると、連続トップ10入りの記録を優勝で伸ばすことも十分にあり得そうです。

(文/森伊知郎)

日本女子ツアー 開幕からの出場試合連続トップ10歴代記録

順位選手名シーズン試合数最終ランキング
1イ・ボミ2016年12
2大迫たつ子1988年82
涂 阿玉 1991年1
不動裕理2002年1
横峯さくら2009年1
6西郷真央2022年2
7涂 阿玉1989年1
全 美貞2012年 1
申ジエ2019年

※最終ランキングは西郷のみポイント。他は獲得賞金