未発表モデルの新ドライバーの性能を評価し契約に至る

大槻が契約の決め手に挙げたのはドライバーの性能だった。ボールがつかまりやすいタイプのヘッドを好む大槻は、そのドライバーについて「まず『RS MAX』は大きいヘッドで安心感があって、それがすごい良かったですね。飛距離もキャリーで5ヤードくらい伸びました。僕は逃して打つ方がイメージが出るのでつかまりやすいヘッドが好みなんです。それに、つかまらないクラブをつかまえにいくと、全体のバランスが崩れますからね」(大槻)と話す。また、つかまりを抑えたヘッドを操作するよりも、自然につかまるヘッドのほうが打ちたい弾道をコントロールしやすいのだと言う。
未発表モデルという「RS MAX」は昨年11月からテストを開始。現在のスペックはロフト角が10.5度、長さ45.25インチのシャフトにはグラファイトデザインの「TOUR AD DI(6X)」を組んでいる。「まだ調整の余地はありますが、今の段階でも十分試合で使える状態」と大槻は話しており、開幕戦での投入に前向きな姿勢を見せた。
この「RS MAX」だが、女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」取材時に発見した未発表モデルと同じもののようだ。

フェースには「DUO」の文字が見える(写真下)。大槻が使用する「RS MAX」の他に、「RS」と「RS F」の合計3つのモデルがあることを確認できている。「ダイキンオーキッドレディス」では、プロギア契約選手である小林夢果が「RS」をテストしており、調整中ということだった。そして、一見するとカーボンフェースのように見えるが、「DUO」という文字から想起されるのはカーボンと金属素材の2層構造フェースだ。写真は「ダイキンオーキッドレディス(撮影:小林司)」

「PRGR 01」アイアンは打感と見た目を評価

アイアンは「PRGR 01」を使用する。このモデルは4月17日発売予定の最新モデルだ。
「前のモデル(2023年モデル)もテストしてみて、とても良かったのですが、新しいモデルはバックフェースが肉厚になったことで打感が柔らかく感じるし、スピンも数字以上に入ってくれているイメージがあって、球の飛び方がすごい良いです」と評価。
さらに「顔が好みです。前のモデルはグースが強かったんですが、今回のモデルはグースの度合いかなり抑えられているというか、ほぼないような感じなので。やっぱり構えた時の見え方が重要なので、そこがすんなり替えられた理由です」と話す。
打感についても「すごく好きな打感。スピン量も安定しているし、アイアンに関しては調整は必要ないですね」という大槻。
「PRGR 01」アイアンは5番アイアンからPWまでのセットで、シャフトはダイナミックゴールド(X100)。PWはノーメッキ仕様を使用している。
フリーから契約へ「迷いを断ち切る決断」
これまでクラブ契約フリーで戦ってきた大槻は、「フリーだといろんなクラブを試せるのはいいことですが、選択肢が多くなることで迷いも生まれます。だから、新しいクラブを試しても、元のクラブに戻すということも多かったんです」と振り返る。
その上で契約を結ぼうという考えに至った背景を大槻は「これまでも使用するクラブに対するサポートがありがたかったですし、もちろんプロギアのクラブの性能が良いというのもあります。それに、やっぱりバックアップがあるということはとても心強いことです」と明かした。

開幕戦は風を警戒「ショートゲームで勝負」
今週の開幕戦は風の影響も予想されるが、「今日みたいに風が強い中ではショートゲームが重要になってくると思います。グリーンを外すこともあるでしょうから、ショートゲーム主体でスコアを作りたい」とコメント。
ドライバーについては「まだデータが少ないので、横風やアゲンストが強い中でどう飛ぶかも試合の中で確認したいと思っています。自分はスピン量が多いので、そこを改善できればと思いますが、今の段階だと難しくなるかもしれません。でもデータと実際に打った球では違いがありますから、そこを確かめられればいいですね」と実戦の中での調整も視野に入れる。
国内男子ツアーの開幕戦では、各選手の新たなクラブセッティングも見どころのひとつ。新契約クラブで臨む大槻のプレーとともに、現地観戦やテレビ中継でシーズン初戦の戦いに注目したい。













