真っすぐ構えて真っすぐ狙える「TW777 MAX フェアウェイウッド」

最初に試したのは「TW777 MAX フェアウェイウッド」(以下、TW777 MAX FW)。ヘッド体積は3Wで200ccちょうどでフェアウェイウッドとしてはかなり大きな部類だが、鹿又と鶴原が口を揃えて褒めたのは顔のよさだった。

「シャローで投影面積の大きな丸顔はフェアウェイウッドが苦手な人でも構えたときから安心できます」(鹿又)

「かといって初心者専用というわけでもありません。やさしいモデルはフェースが左を向いていることが多いけれど『TW777 MAX FW』は閉じても開いてもいません。オープンフェースが好きなぼくでも違和感がなく構えることができ、顔の見せ方はめちゃくちゃ上手いと思いました」(鶴原)

大型でシャローな「TW777 MAX FW」。カーボンクラウンを採用した低重心設計により球がよく上がる。反発性能の高いC300カップフェースにより初速アップを実現している。番手は3W(15度)、5W(18度)、7W(21度)の3種類。

コースでボールを打ってみると大型、丸顔、スクエアフェースの見た目通りに直進安定性が高いことが確認できた。

「インパクトでフェースがたわんでボールを押してくれる感覚があります。だから打っていてもすごく安心感があるし、実際何球打っても出球が揃っていました」(鹿又)

一方、鶴原は球の上がりやすさを評価した。

「球をよく拾ってくれます。トップ気味に入ってもよく上がってくれました。打ってみたら誰もがやさしいと感じるフェアウェイウッドです」(鶴原)

「TW777 MAX FW」はやさしいけれど構えやすい顔を持ち、真っすぐな弾道で狙えるフェアウェイウッドだった。

「シャローで大きなヘッドは構えたときから安心。球が上がって真っすぐ狙えます」(鹿又)

球筋をコントロールして狙える「TW777 フェアウェイウッド」

続けて試したスタンダードモデル「TW777 フェアウェイウッド」(以下、TW777 FW)には交換式ウェイトと可変スリーブが搭載されている。3Wのヘッド体積は180ccで「TW777 MAX」と比べると一回り小さいものの平均的なフェアウェイウッドよりは大きく、鹿又は寛容性と操作性のバランスが取れたモデルと評価する。

「丸顔の『TW777 MAX FW』に対して『TW777 FW』は洋ナシっぽくて左の怖さを消してくれる顔つきです。出球はしっかり振ったときにも左に行かず、真っすぐに出てスピン軸が少し右に傾いて最後にやや右に曲がるくらいの適度なつかまりです。自分でつかまえに行きたい人や球筋を作りたい人にはぴったり合うでしょう」(鹿又)

洋ナシ型で適度なサイズ感の「TW777 FW」。前後のウェイトの入れ替えで弾道の高さとスピン量、可変スリーブにより顔の見え方をチューニングできる。番手は3W(15度)、4W(16.5度)、5W(18度)、7W(21度)の4種類。

鶴原が真っ先に評価したのは構えやすさと球の強さだ。

「構えやすさは『TW777 MAX FW』と同じくらいで、『TW777 MAX FW』よりも球が強く出て操作もできる少しアスリート寄りのモデルです。といってもウェイトを調整できるので後ろを重くしてちょっと高い球を打ったり、前を重くしてもっと強い弾道にしたり幅広いニーズに応えてくれるはずです」(鶴原)

二人の意見がぴったり一致したのは狙いやすさだ。

「ターゲットをストレートに狙っていけるのが『TW777 MAX FW』、それに対して球筋を作って狙えるのがスタンダードです」(鹿又)

「TW777 FW」は上級者が好む顔つきと高い操作性を有するフェアウェイウッドだった。

安定した高弾道で狙える「TW777 ユーティリティ」

最後に試した「TW777 ユーティリティ」(以下、TW777 UT)は数あるユーティリティの中でも構えやすさにおいて抜きん出ていると2人ともベタ褒め。

「びっくりするくらい構えやすいです。とくにハイロフトの5Uや6U。こんなに構えやすいユーティリティはほかに知りません。ふつうはロフトが寝るほど歯が前に出て上から入れられないし、横からもどうやって入れたらいいのかわからなくなります。でもこのモデルはアイアンのようにすっと真っすぐに構えられ、ダウンブローのイメージが出せます」(鶴原)

アイアン感覚で構えられる「TW777 UT」。フェアウェイウッド同様ラフからも抜けやすいGETソールが採用されている。番手は3U(19度)、4U(22度)、5U(25度)、6U(28度)の4種類。

「リーディングエッジ、スコアライン、トップラインがここまできれいに揃っているユーティリティは本当にないですね。ターゲットに対してフェースを真っすぐ向けやすいので狙っていくときに武器になります」(鹿又)

そして、オフセンターヒットに強く直進安定性が高いところはフェアウェイウッドの「TW777 MAX FW」とも相通じるという。

「ヘッドが大きいぶんだけやさしい。球が上がりやすいしスピンも入ってくれるのでグリーンを直接狙っていけます」(鶴原)

「その大きさを感じさせないくらい振りやすいところも強みです。ソールの抜けもすごくよくて出球が安定しているので乗る確率は上がると思います」(鹿又)

「TW777 UT」はどの番手も真っすぐ構えやすく高さとスピンでグリーンを狙えるユーティリティだった。

「ソールの抜けがいいので何球打っても出球がきれいに揃いました」(鹿又)
「一番上のスコアラインが見やすく工夫されているので真っすぐ構えられます」(鶴原)

狙える顔なのにやさしく打てる! このFWとUTはHONMAの新しい名器だ!

「TW777」の作りは非常にオーソドックスだが、鹿又と鶴原はともに、モデルごとのコンセプトの違いがしっかり伝わってくるクラブであり、完成度がとても高いと評価する。

「構えやすさ、当てやすさ、オフセンターヒットの強さは共通。その上でそれぞれのターゲットや用途に合わせて顔、弾道、打感が上手に作り込まれています」(鹿又)

「シャフトはフェアウェイウッドは真ん中がしなる『VIZARD BLUE』、弾き感の強い『VIZARD RED』、そして軽量で全体がしなる『VIZARD for TW777』の3機種、ユーティリティは『VIZARD for TW777と『VIZARD UT』、純正シャフトがこれだけ用意されているのも嬉しいですね。ドライバーからの流れで使っているフェアウェイウッドやユーティリティがしっくり来ない人も『TW777』を試すとかなりハマりそうです」(鶴原)

また、自社設計・製造によるシャフトの完成度の高さも見逃せないポイントだ。

「そこなんです。クラブフィッターとして言わせてもらえばフィッティングはぜひとも受けて欲しいですね。それがTW777シリーズのフェアウェイウッドとユーティリティのパフォーマンスをさらに引き出すコツです」(鹿又)

最後に今回試した3モデルを「名器と呼んでもいい」と締めくくった鹿又。その言葉に鶴原も頷いていた。