救済ルールのトリセツ|赤杭内からシャンクOB!赤杭の外にドロップできる?

2018/10/19 ゴルフトゥデイ 編集部



ウォーターハザード内でも、ソールしなければバンカー同様ストロークして構わない。赤杭や黄杭で示された境界内の、池や川のフチに止まった球を打った経験はあるだろう。ただ、水際はぬかるんでいたり、傾斜があるなどライが悪く、ミスしやすいもの。シャンクしてOB、ということもある。その際、打ち直しのためのドロップをどこにできるか、というのが今回のテーマだ。

通常、1罰打で最後にプレーしたところにできるだけ近い場所、ということで赤杭内のエリアということになるが、実はもう1罰打を払えば、境界ラインを最後に横切って入った地点を基準に、ウォーターハザードの救済処置を取り、赤杭の外にドロップすることもできるのだ。

少し損するようにも思えるが、水際でドロップした球が水中に転がり込んでも、再ドロップはできない。そのリスクを避けるうえでも、覚えておいたほうがいいだろう。

ちなみに、OBではなくチョロで池ポチャなど、同じウォーターハザード内なら何回打った後でも、1罰打で救済を受けて、赤杭の外にドロップできる。

日本のコースでは、救済方法が2つのウォーターハザード(黄杭で表示)は少なく、4つの処置が得られるラテラル・ウォーターハザード(赤杭で表示)が多い。紛らわしいだけなので、2019年の大改革で、ラテラルの4処置に統一されることを期待したい。

水際はライが悪く、ミスが重なりやすいもの。冷静にルールを生かすことが、大叩きを防ぐことにつながるはずだ。