ゴルフの救済ルール|素振り用の重いクラブをキャディバッグに入れたら?

2018/12/05 ゴルフトゥデイ 編集部



コースで使える唯一の練習器具は、ゴムチューブなどストレッチ用のもの。それも“スイングの際に使用するようにデザインされていない”ものに限られている。その他の練習器具は、キャディバッグに入れるなどして持ち運ぶことは許されているが、1回でも使えば2罰打、2回以上で競技失格となる。

具体的には、棒状のものはほぼNG。バット状のものや素振り用のスティックだけでなく、スタンスチェック用の細い棒を足元に置くのもダメだ。

よく競技に参加しているゴルファーなら、ここまではよく理解しているはずだが、盲点になりやすいのが「クラブ型の練習器具」だ。

実は、練習器具であっても、ルールの要件を満たしていれば「クラブ」とみなされてしまう。14本入りのキャディバッグに加えてしまうと「超過クラブ」として罰打の対象となるのだ。

それより怖いのは、その練習器具が「ルール不適合クラブ」とみなされてしまうことだ。

シャフトがレディスより軟らかいとか、長さが短いとかなら問題ないが、指型のついたグリップ付や、ヘッドが高反発すぎる場合などがそれに当たる。

ちょっと気づきにくいのは、ヘッドが極端に重い素振り用のクラブ。重量があるヘッドは反発係数が上がりやすく、ルール不適合となる可能性が高い。

これら「不適合クラブ」は、キャディバッグに入っているだけで2罰打。もしストロークしてしまうと、競技失格となる。習慣として、練習器具はスタート前にロッカーなどにしまうよう心掛けてほしい。