ゴルフ救済ルール|アンプレヤブルのボールが元の位置に戻ったら?

2019/01/12 ゴルフトゥデイ 編集部



ラウンド中、救済を受けられる状況ではないが、上手くプレーできそうにない場面に遭遇することがある。たとえば、木の根にボールがくっついて止まっているようなとき。打てるかもしれないが、間違って木の根を叩くと手首を痛めてしまうかもしれない危険性もある。

このような場面では“プレーできない=アンプレヤブル”を宣言することで、1罰打を加算すれば、インプレーの自分のボールを移動させることができる。今回は、このアンプレヤブルの救済ルール・処理方法について紹介する。

打ったボールが木の根元にくっついて止まってしまった時など、無理をすれば打てそうだけどケガやクラブを傷つける危険があるような場面では、“プレーできない=アンプレヤブル”を宣言することで、1罰打を加算すれば、インプレーの自分のボールを移動させることができる。

アンプレヤブルの処置方法は3つ。①前打地点に戻ってドロップ、②ボールとホールを結んだ後方線上にドロップ、③ボールから2クラブレングス以内で、ホールに近づかない場所にドロップ。

①で前打地点がティグラウンドならティアップできるが、それ以外はどの処置もドロップすることになる。

ドロップの基点として、障害を避けられる“救済のニヤレストポイント”を思い浮かべるかもしれないが、アンプレヤブルだけはボールの位置が基点。というのも“プレーできない”場面に“障害”の条件がないからだ。

極論を言えば、フェアウェイの絶好のライでも、本人が何か不安で打ちたくないと思えば、アンプレヤブルは宣言できる。宣言できないのは、同じ1罰打で救済を受けられるウォーターハザードだけだ。

さて、アンプレヤブルの処置で多いのは、③の2クラブレングス以内だろう。ここで注意すべきは、ドロップしたボールが転がって、元の位置に戻らないようにすること。”障害“がない場所なので、無罰で再ドロップはできなくなるからだ。