プロゴルファーのクラブセッティング|申ジエ
国内外のトッププロたちがどんなクラブで戦っているのかを紹介する「QPさんのじっくり見せて!!トッププロのクラブセッティング」のコーナー。今回は、女子プロゴルファー・申ジエ(シン・ジエ)のクラブセッティングを紹介する。
賞金女王にはなっていませんが、申ジエは日本では圧倒的な強さと安定感を誇っていますね。その安定感にもつながっているのがドライバー、FW、UT、アイアンとも、女子選手としてはかなり重心が浅いタイプで統一していることです。特にFW、UTは超浅重心です。
浅重心ヘッドのメリットは、重心がフェース側にあることで強いボールが打てて、風の影響を受けにくかったり、ランを稼げます。
一般的には深重心ヘッドの方がやさしいと言われますが、それはアマチュアの人はボールをつかまえられない、上げられない人が多いので、深重心ヘッドの方がマッチするのです。
申ジエのように自分でボールを上げられるスイングができれば強いボールで、操作性も高い浅重心ヘッドが最適でしょう。
それとクラフトマンの目線で言うと、4番ユーティリティの下に5番アイアンではなくて、6番アイアンを入れているのは流石です。4番ユーティリティのロフトは23度で、もし『ミズノプロ518』の5番を入れると25度とロフト間隔がなさすぎる。だから28度の6番アイアンを入れていると思います。あくまで番手ではなくて、ロフトでクラブを選択することはぜひ、アマチュアの皆さんも参考にしてください。
- 4Uの下が5Iではなく6Iにしている
- 3Wも超浅重心のツアーモデルに!
- アイアンの名手もアイアンは4本だけ