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距離計測器って、レーザー式とGPS型のどっちがいい?

鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第53回

2025/01/30 ゴルフサプリ編集部

距離計測器

ヤーデージ杭から10歩(ヤード)下がったけど、コースが曲がっているから距離を±して……。プレー中にそんな複雑な計算をしなくても、距離計測器があれば一発。今やレーザー式やGPS型ともに多彩な機能を備えたモデルが世に出ているが“道具の目利き”ことカリスマフィッターの鹿又さんは、どう使ってるんですか?

コースによって、レーザー式とGPS型を併用する

距離計測器についてお話しすると、ボクは「ブッシュネル」のレーザー式をずっと愛用してました。そして、ゴルフ場によって「ガーミン」のGPS型も併用しています。
その「ガーミン」からレーザー式も出て、それが「ガーミン」のウォッチ型(GPS型)と連動性がスゴくいいので。「ガーミン」をつけてコースに行くときは「ガーミン」のレーザー式を持って行ったりしてます。
そのように、レーザー式とGPS型を併用すると、レーザー式で取ったデータがGPS型に反映されるので。ウォッチ型(GPS型)をつけて行くコースのときは「ガーミン」のレーザー式も持って行く、という使い方を今はしています。

画像はイメージ(左:Approach Z30、右:Approach S50)
画像はイメージ(左:Approach Z30、右:Approach S50)

正確に測れるレーザー式、汎用性が高いGPS型

レーザー式の一番の魅力って、勾配も含めてピンまでの正確な距離が分かりやすいこと。レーザーをターゲットに当てて実測をするからです。
方やGPS型の魅力は、ピンが見えないところでもピンまでの距離や方向が分かること、画面に表示されるのでカンタンに残り距離が分かること、コースレイアウトが分かりやすいことも今はあります。
あえてデメリットを言うと、レーザー式は持ち運びが不便に感じるかもしれません。腰につけたり、ポケットに入れたりするので。それと、ピンが見えないところでは、レーザーを当てられないので測れません。ピンにレーザーをなかなか当てられない人もいます。

GPS型のデメリットは、人工衛星でキャッチして距離を測るので、1~2歩、動いただけで距離がけっこう変わっちゃったりすることも。たまに「こんなに変わっちゃった!?」っていうくらい、距離の幅が出てしまうときもあります。
これらの長所・短所を踏まえると、やっぱり併用したほうがベンリではあります。基本的にボクは、アップダウンがあるコースに行くときは併用。レーザーを当てられない状況があるからです。知りたい情報は何か、何に注目するかで選ぶといいでしょう。

価格の違いは、性能にどう表れる?

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