遠心力を管理すればフルショットが安定する|ゴルフ新理論「グラビティメソッド」

カラダが喜ぶ、グラビティメソッド 第7回

2020/02/29 ゴルフサプリ編集部



人が本来備わっているバランスセンサーを生かし、スイング中の重心を整える「グラビティメソッド」。再現性を高め、飛距離も方向性もアップするゴルフ新理論を公開!

ここまで、手先などの末端部の動きに頼らずに、体幹主導のスイングを身につけるため、パッティングからアプローチ、そしてフルショットへとつなげる方法をレッスンしました。パターなら体幹で振る感覚をつかみやすくなります。これに前回紹介した腕の「ネジり」(=右腕の回内)を加えて、フルショットを作っていきます。

フルショットが、パッティングやアプローチと大きく異なる点は、クラブに驚くほど大きな遠心力が発生することです。再現性を高めるためには、このクラブの遠心力と戦って、バランスを保つ必要があります。多くのゴルファーは練習の際、止まった状態で理想のカタチを作ろうとしますが、実際には遠心力の影響が大きく、スイングの動きの中でそのカタチを作ることは難しいのです。

フルショットは、小さい動きのアプローチとは異なり、カラダのターンに対して腕の振りが遅れる「時間差」が出来ます。これに腕の「ネジり」が加わって大きなエネルギーを出すことが出来るのです。