ピンまでの距離だけで使うクラブを決めてはダメ ピンよりも手前のエッジまでの距離を確認しよう
町島久晴がレクチャーする90を切るための賢いコースマネジメント 思考をちょっと変えればミスが減る!スコアもまとまる!
フェアウェイの絶好のポジションからのアイアンショット。こんな場面ではピンを積極的に攻めたい。ところが結果は手前にショート。「アレッ、当たりはよかったんだけどなぁ」と首をかしげるとしたら、大きなカン違いをしている可能性大。「ピンまでの距離だけで使うクラブを決めてはダメ」と町島久晴プロ。一体どういうこと!?
ピンまで150ヤードの状況を思い浮かべてください。「150ヤードなら7番アイアンでピッタリだな」と思う人は迷わず7番アイアンを持つはず。中には「7番アイアンじゃ少し小さいけど6番アイアンだと大きいかな」と悩んだ挙句、大きめの6番アイアンで打つ人もいることでしょう。
クラブ選択で悩んだら小さめのクラブでしっかり打つのがいいとか、大きめのクラブを短く持って打つのがいいなどといいますが、どっちでもいいこと。もっと大切なポイントがあるのです。
同じ150ヤードでも状況はさまざまですから、ショットを打つ前に「どんな150ヤードなのか」をしっかり確認しないといけません。ピンまでが150ヤードでも手前のグリーンエッジまでが140ヤードで、そこから10ヤードなのか。グリーンエッジまでが130ヤードで、そこから20ヤードなのか。グリーンエッジまでは120ヤードで、そこから30ヤードなのか。状況はいくらでも異なりますし、状況によっては攻め方もクラブ選択も変わってくるのです。
ピンまでの距離やピンの位置を確かめることも大事ですが、手前のグリーンエッジまでの距離をしっかり把握することが重要です。
手前にショートしてもグリーンに乗るな、ピンをオーバーしてもグリーン上で止まってくれるな、手前のグリーンエッジまで130ヤードからこのクラブでも十分に届くな、などとクラブの番手選びが的確になりますし、安心感も生まれてグッドショットの確率も上がります。