『売れ筋NOW』では、最新の店頭売り上げデータを分析し、“今、最も旬なゴルフギア”を紹介していきます！

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けてボール市場も大きなマイナスとなっています。本データの元となっている店舗でも、営業時間の短縮や自粛を余儀なくされたが、そうした面も需要減退の一因となったのでしょう。

そのような非常に厳しい環境の4月ではあるが、ボール部門では本間ゴルフの低価格ボール『D1』が1位をキープしています。3月以前も同モデルがトップを維持しており、ここ数カ月の間では「不動の一位」を維持していると言っていいでしょう。
　
2位以下のモデルを分析すると、全体的な傾向としては1個あたり400円以上の高価格帯に属しているツアー系ボールが3月以降は少しずつシェアを伸ばしています。これは新型コロナウイルス感染による自粛の影響を受けてゴルフ頻度が少ない「ライトゴルファー」の活動率が一気に低下したと思われます。その一方で「コアゴルファー」の活動率があまり下がらなかったことにより、コアゴルファーの使用率が高い各メーカーのツアー系ボールのシェアが総体的に上昇したのではないかと推察されます。