ISPS HANDAが医療従事者応援!! 初日は吉川桃が単独首位で一歩抜け出す
出場選手全員が「賞金の全額もしくは一部を寄付」することに同意
新型コロナウイルス感染拡大によって、元気をなくしてしまったゴルフ界に元気を取り戻したい。そして、昼夜問わず患者のために戦う医療従事者を応援したい。こうした思いから開催が決まった「ISPS HANDA 医療従事者応援!! チャリティレディーストーナメント」が、8月3日(月)・4日(火)の2日間の日程で開催されている。
この大会の開幕を祝うかのように、長く続いた梅雨が明け、夏らしい気持ちのいい空が広がる中で“賞金の寄付に賛同した女子プロ”たちがスコアを競い合う。
ISPS HANDA 医療従事者応援!! チャリティレディーストーナメント」が、昨日8月3日に開幕。本日、最終ラウンドが行われている。
ISPS(国際スポーツ振興協会)の半田晴久会長の医療従事者を応援したいという思いに賛同して集まったプレーヤーは、合計111名(そのうちプロが108名、アマチュアは3名)。会場は、静岡県・伊豆大仁カントリークラブ・富士コース。大会の優勝賞金は600万円、賞金総額は3000万円だ。
このチャリティトーナメントに出場している女子プロゴルファーは、全員が獲得賞金の全額、半額、3分の1、もしくは5分の1を地域の医療センターに寄付することに同意している。そのため、開催前から寄付金額がかなり大きくなりそうなチャリティトーナメントとして注目されている。
そして、この大会は今年初めて有観客で行われる国内女子プロゴルフの大会としても話題。出場選手も豪華だ。大会アンバサダーとして出場する大山志保(大和ハウス工業)、黄金世代の一人として注目される原英莉花(日本通運)、プラチナ世代の笹生優花(ICTSI)や飛距離を30ヤードも伸ばしてレギュラーツアーに再挑戦するセキ ユウティンなどなど。
大会初日は、8アンダーで2位に2打差をつけて吉川桃(フリー)が単独首位に立っている。2位は6アンダーの笹生優花。5アンダーの3位タイには、ベテランの福田侑子(フリー)らが続く。
大会の開催を決めたISPS会長の半田晴久氏の思惑通り、出場している女子プロたちにとっては試合勘を取り戻すいい機会になっていることだろう。また、少しでも社会貢献したいという思いを持った女子プロたちにとって、試合もできて、寄付もできる、さらにはファンにプレーを見せられるという一石三鳥の機会が与えられたとも言える。