永峰の初メジャー獲得は、データに裏付けされた納得の勝利!!

「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.45

2020/09/27 ゴルフサプリ編集部



日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯を制したのはツアー1勝の永峰咲希だった。一見、「伏兵のメジャー制覇」といえそうだが、過去のデータを分析すると納得の優勝だったことが見て取れる。

そんな永峰だが、日本女子プロは初出場した2015年から今回まで6年連続で決勝ラウンドに駒を進めている。大したことがなさそうなデータと思われるかもしれないが、永峰と同じ期間(2015〜2020年)、すべての年で予選を通過しているのはほかに賞金女王経験者である大山志保と全美貞しかいない。鈴木愛は今年と2015年の2回予選落ちを喫しているし、申ジエは昨年、ディフェンディングチャンピオンでありながら予選落ちしている。アンソンジュも2016年は決勝ラウンドに進めていない。女子ツアーを代表する実力者でさえできていないことを永峰は静かにやってのけていたわけだ。最高位は2016年の6位。今回の優勝は偶然でも何でもなく、しっかりした下地があったからだということが分かる。