飛ばない人はトップで右手の甲が上を向いている!? 右手のカタチは「出前持ち」が正解
飛距離アップレッスン・一問一答 『ゴルフ飛ばしてナンボ!』の小池正次がゴルファーたちの疑問を解消!
飛距離優先型のレッスンで人気の小池正次が、ゴルファーたちの会話に出てくるちょっとした疑問に回答し、飛距離アップをサポートしてくれるシリーズ。第19回は「トップで右手の甲はどっちを向くのが正解なの?」という疑問点をピックアップ。飛ばないのはトップのカタチが悪いせいかな? と疑い出すと右手甲の向きが気になってしまう。
構成/三代 崇 写真/相田克己 協力/丸山ゴルフセンター
右手のヒラが斜め上を指すレイドオフ型のトップを作れば飛距離がアップ!
左手首が真っすぐ伸びて、右手甲は斜め下を向くのがトップの理想形
トップはバックスイングの終点であり、ダウンスイングの出発点でもあります。スイングの折り返し地点ですから、クラブを上げていくポジションが安定しないとダウンスイングの軌道も乱れてしまいます。ミート率が上がらず飛ばないし、大きく曲がるという結果を招くのです。
トップの理想形としては、まず左手首がキレイに伸びていること。そして右ヒジが下を向き、右ヒジと右手首が90度くらいの角度に曲がり、右の前腕部が地面とほぼ平行になるのがベストです。
右手は昔からよくいわれた「出前持ち」のように、右手のヒラが斜め上を指すのが正解です。今回のゴルファーたちの疑問点である右手甲の向きは斜め下を指すのが答えというわけです。
左手首が真っすぐ伸びて、右手が出前持ちのトップを作ればクラブヘッドが目標よりもやや左を指すレイドオフ型のトップが自然に作れます。そうするとクラブをインサイドから適正角度で振り下ろしやすくなり、ボールを正確にとらえられます。
トップでクラブヘッドが目標方向を指すのはOKですが、右ヒジが浮いて左手首が甲側に折れるのはNGです。クラブヘッドが目標よりも右を指すシャフトクロスのトップになり、フェースが開いてしまうからです。ダウンスイングではクラブがアウトサイドから下りてきて、スライスの原因となるカット軌道になりやすいのです。
また左手首が手のヒラ側に折りすぎるのもよくありません。「掌屈」といって流行った時期もありましたが、フェースがかぶりすぎてしまうし、手首を痛める原因にもなるからです。
テークバックで右手首を「ヒンジコック」すれば正しいトップが作れる
トップで右手のヒラが出前持ち、右手甲が斜め下を指すようなカタチを作るにはバックスイング中のコックを間違えないことが大事なポイントになります。コックといえば左手首を親指側に折るイメージをお持ちの方が多いですが、実はこれがシャフトクロスのトップを作り出してしまうのです。
飛ばすには左手の甲を斜め上に向けて、右手のヒラを左手甲の向きを揃えて握る軽めのストロングリップが適しています。そうするとアドレスの段階では左手首が甲側に少し折れたカタチとなります。そのまま左手首の角度をキープしてバックスインすれば当然トップでも左手首が甲側に折れます。
試しにアドレスの前傾姿勢を作り、クラブを腰の高さで構えてください。そして手首を縦方向に折り曲げてから肩を右に90度回しましょう。結果としてシャフトクロスのトップとなることがよくわかるでしょう。
バックスイング中のコックは「ヒンジコック」が正解です。ヒンジとはドアの蝶番(ちょうつがい)のことで、要は手首を横方向に折り曲げる「横コック」が正しいトップへと導いてくれるのです。
同じようにアドレスの姿勢になってクラブを腰の高さで構えましょう。その体勢から右手首を甲側に折り曲げて、左手首を伸ばします。バックスイングではこんな具合にヒンジコックを使ってクラブを上げれば飛ばせるトップが作れるということです。
小池正次
こいけ・しょうじ
1966年12月28日生まれ、北海道出身。JPDA(日本プロドラコン協会)ツアープロ。ドラコン公式記録は370ヤード。2020年からYouTube『ゴルフ飛ばしてなんぼ!』を配信開始し、現在フォロワーは22万人を超える。関東と北海道を拠点に多くのアマチュアをレッスンしている。親切で分かりやすい指導法で人気。2024年5月、丸山ゴルフセンター(千葉県船橋市)にゴルフスタジオ『ゴルフ飛ばしてなんぼ!』をオープン。