レッスン
赤坂友昭
あかさか・ともあき/1985年生まれ、福岡県出身。クラブ力学、運動力学などを日々追及しながら東京ゴルフスタジオ、トータルゴルフフィットネスにてプロからアマチュア、ジュニアまで幅広いレッスンを展開。

ドリル1|線消しドリル

インパクトの打点が安定する

バンカーショットの苦手意識をなくすには、砂の感触に早く慣れるのが一番です。バンカー練習場のあるコースでプレーするときは早めに到着し、スタート前に練習しておきましょう。

ボールを打つ前に砂の上に縦の線を引き、線の上にクラブヘッドを正確に入れて線の左側の砂を飛ばす練習をすると効果的。線の上にうまく入らないようでしたら、腰を低くして構えましょう。

長い線を引いて線をまたぐように構える

線の左側の砂を飛ばす

腰を落として構えよう

ドリル2|右手片手打ちドリル

クラブの遠心力を活用する

バンカーからなかなか出せないという人はクラブを思い切り上から打ち込んだり、力まかせに振り回したりするのが原因といえます。バンカーショットに力なんていりません。それを体感するには右手だけでクラブを持って打つ練習が最適です。

右手だけで持つとクラブが重く感じられますが、重さにまかせてスイングしましょう。右肩を支点にし、右手首を柔らかく使ってクラブを振るのがコツ。クラブの遠心力を利用してフォロースルーへと振り抜けばボールが周りの砂ごと飛んでいき、バンカーから簡単に出せることがわかります。遠心力の活用がバンカー上達の決め手なのです。

右肩がスイングの支点

遠心力にまかせて振るだけでOK。ボールが周りの砂と一緒に飛んでいく。

ドリル3|片足立ちドリル

ダフリ&トップを修正する

自分が生じやすいミスの傾向にマッチしたスイングの修正ドリル。すくい打ちになるためにボールの手前30センチもダフってしまう人は左足立ちで構えましょう。左足軸のイメージでスイングすればボールの2~3センチ手前にクラブを入れやすく、大ダフリを解消できます。

ダウンスイングで上体が突っ込んでトップになりやすい人は右足立ちに構えて練習しましょう。クラブの入射角が緩やかになり、砂を横から払い打てるようになります。

大ダフリ防止は左足立ち

左足軸でスイング

トップ防止は右足立ち

右足体重でスイング

ドリル4|ソール滑らせ打ちドリル

練習マットでできる

バンカーショットの練習は練習場のマットの上でもできます。実際に砂の上で打つときとはインパクトの打感が異なるので、ここではバウンスを使って打つ感覚をマスターすることが目的です。

バウンスとはサンドウェッジのソールの出っ張った部分のことで、フェースを開いて構えるとバウンスが出っ張り、ソールの面を広く使うことができます。マットの上でもフェースを開いて構え、バウンスでマットの面を叩いて振り抜く練習をしましょう。ボールは打たなくても構いません。

フェースの刃から振り下ろさないで、バウンスを先に着地させるのです。インパクトでバウンスが跳ね返されてソールがスムーズに滑っていく。そんな感覚がバンカーショットに欠かせないのです。

ソールの面を広く使うコツ

バウンスを感じよう

マットの上でソールを滑らせる

ドリル5|ダルマ落としドリル

バンカーのダフリ感覚をつかむ

3㎝くらいの高くないゴムティの上にボールを乗せて打つ習です。この場合はボールを直接打たず、ボールの下のゴムティを打ちます。ダルマ落としのイメージでインパクトすることで、クラブヘッドをボールの下にもぐらせて打ち抜く感覚が養えます。

ボールの下のティを打つ

GOLF TODAY本誌 No.578 160〜163ページより

●バンカーショット9ドリル
前編:バウンスで砂を叩けば砂の爆発力でボールが勝手に出て行く
後編:バンカーショットが上手い渋野日向子もバウンスを使って砂を弾き飛ばす