ショートパットに自信をつけるには、500㎖入りのペットボトルが役立つ!

スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル&マネジメント VOL.21

2023/10/23 ゴルフトゥデイ 編集部



スコアアップのためには技術面のレベルアップも欠かせないが、ちょっと思考を変えるだけで驚くほどミスが減ってくることもよくある。ショートパットの考え方やプレー中の感情のコントロールの仕方もそうだ。自分なりの90切りのキッカケを見つけ出そう。

ゴルフトゥデイ本誌581号/114〜115ページより

1メートルくらいのショートパットって、見た目には簡単そうだけど、これが案外難しいですよね。トーナメントプロたちだって1メートル以内の短いパットの難しさを十分に理解していますし、30センチのパットも280ヤードのドライバーショットと同じ1打と考えてアドレスを丁寧に作り、きっちりと打つことを心掛けています。

ショートパットをカップインさせる確率を上げるにはパットの技術を上げることももちろん大事ですが、意識の持ち方とかメンタル的な思考も重要なポイントだと私は考えます。カップのように地面の下にあるものに対して「ボールを入れよう」と思うと結構緊張しませんか?

でも、同じ1メートルの距離に500㎖入りのペットボトルを置いて、「そこに当ててください」と言うと、ほとんどの人がちゃんと当たるんです。カップの直径は10・8センチですから日本酒の一升瓶の直径と同じ。ペットボトルよりも大きいのに、カップに入れようと思った段階で、もうカップが小さく見えてしまうわけです。

カップを狙って「入れなくちゃ」と思うか、カップの上にペットボトルが立っていて、「そこに当てればいい」と思うかでは、プレッシャーの度合いが全然違いますよね。結局のところ、自分に余計なプレッシャーを与えないことが、ショートパットをうまくカップインさせるコツなんです。今はピンを差したままでパットを打てますが、ピンを抜いて打つときはペットボトルのような立体物をイメージして打つといいでしょう。

自宅でパターマットを使って打つ練習をするのもいいけれど、わざわざパターマットを買わなくても1メートルの距離からペットボトルに当てる練習を普段から積んでおけばパットの技術レベルが格段に上がりますよ。