飛ばしたいならインパクトまで前傾角度を徹底キープ!!

三塚優子がレクチャーする「ドライバーの飛ばしテク」VOL.7

2020/11/01 ゴルフサプリ編集部



2011年の日本女子プロなどツアー通算4勝。屈指のロングヒッターとしても知られた三塚優子がドライバーの飛ばしのテクニックを親切レッスン。飛距離が出なくて悩んでいるゴルファーにとって最高のクスリとなること請け合いだ。第7回はインパクトの重要ポイントを教えてもらおう。

インパクトにおけるボールとフェース面の接触距離はわずか1〜2センチ、時間にして2500分の1秒といわれています。このインパクトの瞬間で球筋がすべて決まってしまうのです。といってもインパクトは作ろうとしても作れるものではないですし、インパクトを意識しすぎるのもよくないと思います。インパクトは「通過点」と考えて、ボールをしっかり打ち抜くのがいいでしょう。「ヒット」ではなく「スルー」という感覚です。

インパクトで大事なのは、アドレスの前傾角度をキープすること。私はミート率をとくに重視しているので、インパクトまで前傾角度が絶対に変わらないように気を配っています。私の場合、バックスイングでお腹を右に回し、切り返しでもお腹から戻していくイメージを大切にしていますが、お腹を意識することで前傾角度をキープしやすくなります。アドレスでおヘソの辺りに力を溜めておき、おヘソを回転するんです。そうすればカラダの中心から力が抜けませんから、しっかりした軸回転ができてインパクトの正確性が格段にアップします。

お腹が緩むとダウンスイングでカラダが早く開き、インパクトで上体が伸び上がってしまいます。インパクトでカラダが起き上がってしまう人がとても多いのですが、これは腕や手ばかりに力が入って、お腹が緩むからです。

ところで、「ヘッドアップしてはダメ」とよくいいますよね。確かにインパクト前に顔が早く目標方向を向くとカラダの全体が開いたり、上体が起きたりしやすいので注意が必要です。でも、ヘッドアップの意味を誤解しないこと。ヘッドアップは「頭が上がる」ことであって、顔が早く目標方向を向くのは間違いではないんです。

昔、アニカ・ソレンスタムというスウェーデン出身の選手が米女子ツアーの第一人者として活躍しましたけど、ソレンスタムはインパクト前から顔が目標方向を向いているのが特徴でした。でも、前傾角度はまったく変わっていなかったのです。ソレンスタムのように顔が早く目標を向く選手は案外多くて、インパクト以降でカラダをスムーズに回し続けるには顔を下に向けたままにしないほうが合理的ともいえます。ボールをしっかり見ようとして頭を残していても、頭が上がって前傾角度が変わってしまうのがダメなのです。