足首や足裏にアプローチする地味系エクサイズこそ、スイングを安定させる必勝テク!

ゴルフで美BODY|ゴルフピラティス/第8回 足のアライメント

2020/10/17 ゴルフサプリ編集部



スムーズでバランスいい効率的なスイングを手に入れるには、そのベースとなる身体作りや身体のメンテナンスが重要。そこで、おすすめしたいのが、ゴルフピラティスだ。
ゴルファーのために考案されたゴルフピラティスは、美的スイングの要となる身体作りに効果があることはもちろん、美しい姿勢作りやシェイプアップ効果、ケガの予防にもつながる。

今回は、足のアライメント(向き)について紹介する。

スイングの練習というと、ひたすらボールを打ちまくるのが一般的なイメージです。汗をかき、心地よい疲労感が得られ、後日筋肉痛になったりして、「頑張って練習した!」という気分になりますよね。

でも、ちょっと待った! 間違った身体の使い方をしたままでは、何百球も打って練習に励んでも上達にはつながりません。それどころか、ケガのリスクが高まるので、相当の注意が必要です。
これまで再三お伝えしてきましたが、正しいスイングの絶対条件は、身体が正しく動き、正しい使い方ができること。まさに、これこそが真理なのです。

今回は、足のアライメントをよりよくするゴルフピラティスを紹介しますが、どちらも地味なエクササイズです。隣の打席の人と張り合うこともなければ、汗もかきませんが、これが効果てきめんです。
ゴルフでは、スイングを行う際に力を加えられる”接点”が、2つあります。
地面と自分の接点=足裏 と、クラブと自分の接点=グリップです。 今回は、地面と自分の接点=足裏にフォーカスします。
スイング中に移動する重心をコントロールをするためにも、大変重要なポイントです。

ゴルフでは、スイングを行う際に力を加えられる”接点”が、2つあります。「地面と自分の接点=足裏」と、「クラブと自分の接点=グリップ」です。今回は、地面と自分の接点=足裏にフォーカスします。スイング中に移動する重心をコントロールをするためにも、大変重要なポイントです。

【ナロースクワット】は一見、何てことのない動きですが、注意すべき点がたくさんあります。

ヒザを曲げる角度は、アドレス時の角度を意識してください。ここですでに、足首やふくらはぎの突っ張りを感じる人もいるでしょう。
次に両ヒザを外側に開きますが、足裏全体を床に付けたままにするのが意外と難しい。気を抜くと、拇指球(足裏の親指の付け根にあるふくらみ)はすぐに床から離れてしまいます。

最大のキモは、お尻の筋肉をしっかり使うことです。「ヒザだけ動かせばいいや」ではダメ。常にお腹にもお尻に力を入れ、骨盤の角度や動きを制御しながら行うことが重要です。

このエクササイズは足を閉じて行いますが、ヒザを曲げた状態で足を肩幅程度に開き、体重移動を意識しながら軽くスイングをしてみてください。この時、トップで右足の拇指球が、インパクトで左足の拇指球が床から離れたらどうでしょう? 遠心力に引っ張られて身体のアライメントがずれ、回旋のパワーも逃げてしまいますよね。

本番のスイングで同じことが起らないようにするためにも、このエクササイズを繰り返し行ってください。右足でも左足でも体重をしっかり受け止め、軸のブレない、スムーズで安定した体重移動を習得することができます。

【セラバンドレッグワーク】もまた、地道に行うエクササイズです。でも、これがとても重要。
ゴルフ場には、さまざまな傾斜地がありますよね。傾斜地では足首を曲げて前傾姿勢を取るわけでですが、ただでさえ不安定な場所なのに、足首の柔軟性や筋力が不十分だと身体をしっかり安定させることができず、バランスを崩して、とんでもないショットが出たりします。
足を踏み込む時や体重移動の際にも、足首の柔らかさと強さは必要不可欠です。

日常では足首に注目することはあまりありませんが、足首が硬いとつまずいたり、ヒザや股関節に負担がかかったり、バランスが悪くなってふらつきやすくなりがちです。

ゴルフでも、足首は非常に大切な役割を担っています。「バックスイングで伸び上がってしまう」「傾斜地のショットが苦手」「地面を踏ん張ろうとして、足指がジャンケンのグーになっている=拇指球が浮いてしまう」という人にも効果的です。