ドライバーは「左腕のちょいヒネリ」で真っすぐ飛ばせる!

大西翔太コーチが教える「ゴルフスイングのツボ」 VOL.1

2020/11/06 ゴルフサプリ編集部



理論をわかりやすく展開し、実戦ですぐに役立つレッスンで大人気の大西翔太コーチ。
その大西コーチが、誰も知らなかったゴルフスイングのツボをこっそり教えてくれた。第1回目は、今どきのドライバーを真っすぐ打てるようになる方法をレクチャー。誰でも簡単にできるというから、すぐに試してみよう。

皆さん、こんにちは。ツアープロコーチの大西翔太です。1人でも多くのゴルファーの方々に参考にして頂けるようなゴルフスイングの情報をお届けしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、ゴルフの一番の醍醐味といえばドライバーの飛ばしですよね。今どきのドライバーはヘッド体積が460ccまで大きくなり、直進性や操作性の性能がアップして、プロやシングルゴルファーたちも「球が曲がりにくい」、「真っすぐ飛ばせる」とよく口にします。曲がり幅が軽減されるから、ミスを恐れずに思い切りよくスイングでき、飛距離アップを実現させてくれるのです。

ところが実際はどうでしょうか。今どきの「曲がらない」、「真っすぐ飛ぶ」が謳い文句のはずなのに、やっぱりスライスが出てしまうと悩んでいませんか? 僕のところにも「スライスが直らないんだけど、どうすればいい?」と訊ねてくる方も多くいらっしゃいます。どうしてスライスが生じるかというと、一番の要因はテークバックでフェースを開きすぎてしまうこと。グリップをカラダからなるべく離さないで、クラブヘッドをカラダの外側に上げるのが正しいテークバックなのに、グリップがカラダから 離れるとクラブヘッドをインサイド方向に低く引いてしまうことになります。

今どきのデカヘッドのドライバーは重心距離が長くなっています。重心距離とはシャフトの軸線からフェースの重心までの長さのことで、これだけヘッドが大きくなるとインパクトでフェースが返りにくいという性質があります。テークバックでフェースを開いてしまうと、インパクトでフェースをスクエアに戻すのが難しい。フェースが開いた状態でボールをとらえるため、ボールが最初から右に飛び出してしまいます。スライスしているように見えるかもしれませんが、実際はそれほど右に曲がってはいなくて、出球が右になっていることが多いのです。テークバックでフェースを開きすぎているゴルファーがすごく多いので、スライスに悩んでいる方は自分のスイングをもう一度チェックしてみましょう。