淺井咲希が解説|ユーティリティで微妙な距離を狙って打つには?

淺井咲希のFW&UT 微妙な距離の調整は私にお任せ!VOL.2

2021/01/08 ゴルフトゥデイ 編集部



自己流スイングで昨年、見事に初優勝を挙げた、注目の黄金世代メンバー、「たぁーたん」こと淺井咲希(小杉CC)。誰もが経験したことのある「こんな時はどうすればいいの!?」など、ケーススタディや微妙な距離への調節法を教えます! 今回は、ユーティリティで微妙な距離を狙って打ちたいときのレッスン!

ゴルフトゥデイ本誌576号/132〜135ページより

昨年の試合中に6番アイアンだと届かないけど、4番U Tだと少し飛びすぎるパー3ホールがありました。普段だったらコントロールショットで飛距離を少し落としますが。その時は球が左右にバラついていてコントロールするにもどうすれば良いのかわからない状態でした。

そんな時キャディさんに教わったのが、ティアップで距離を調整するこの方法です。少しティを高くして、打点を前後には外さずフェースの上っ面でインパクトすることによって、微妙な距離の調節に成功しました。ティは3ミリくらい高くしただけですが、インパクトの瞬間、ティアップの高さを変えるだけで、スイングで調節するのが難しい場面も微妙な距離の調節を可能にしてくれます。

ただ、ティを高くすることによって、ラフで球が浮いている状態と同じ状況になります。球をすくうようなあおり打ちをしたくなりますが、そうすると打点が前後に外れてしまい、球も左右にバラついてしまうので、背骨の軸が傾かないように意識してスイングしてみましょう。