淺井咲希が解説|フェアウェイからFWで高く打ち出すには?

淺井咲希のFW&UT 微妙な距離の調整は私にお任せ!VOL.3

2021/01/09 ゴルフサプリ編集部



自己流スイングで昨年、見事に初優勝を挙げた、注目の黄金世代メンバー、「たぁーたん」こと淺井咲希(小杉CC)。誰もが経験したことのある「こんな時はどうすればいいの!?」など、ケーススタディや微妙な距離への調節法を教えます! 今回のテーマは「FWで高く打ち出したい!」。

ゴルフトゥデイ本誌577号/132〜135ページより

まず、高い球を打つ時に、みなさんが勘違いしていることは、アッパー軌道でインパクトするためにヘッドを下から煽るようにしないといけないと考えていること。もちろん高い球を打つにはヘッドはアッパー軌道でインパクトしなければなりませんが、そのアッパー軌道というのは自らが操作して作るものではなくて、体全身の回転力を使って自然とできるものと私は考えています。

なので、体の回転力をスイングに生かすために、トップでは右の股関節に体重を乗せ、ダウンスイングからは右のお尻をその場で回転させる意識を持っています。体重移動をせずにスイングすると手元が詰まって、体が伸び上がってしまい手先で煽るようなスイング軌道になってしまいます。それだと、インパクトが安定しなくなり、トップやダフリなどの大きなミスに繋がってしまうので、体を回転させるために、体重移動は必須なのです。