[2021年1月の海外ツアーを徹底分析!]PGAツアー21年 新ギア速報

PGA TOUR NEW GEAR REPORT 2021

2021/03/08 ゴルフサプリ編集部



(左)ハワイ2連戦に出場した松山英樹。ドライバーは昨年から引き続き『スリクソンZX5』を使用していた。

2021年のPGAツアーはハワイシリーズで華々しく開幕!この時期は、発売前の注目クラブをトップ選手が使いはじめることでも話題になるが、今年の新ギアの評判は?

GOLF TODAY本誌 No.585 81〜85ページより

1月7日に開幕した21年の初戦「セントリー・トーナメントオブチャンピオンズ」で話題になったのは、正式発表前だったテーラーメイドの『SIM2』とキャロウェイの『新エピック』。この試合はトップ選手しか出場できない試合になっているが、まずは世界ランク1位のダスティン・ジョンソンがドライバーと3番ウッドで『SIM2』を使用。このクラブについてダスティンは、

「私は常に、より飛距離が出て、より正確なドライバーを探しているが、これはとても気に入っているよ!見た目も最高で、打感も良い」

一方、世界ランク2位のジョン・ラームは開幕直前にキャロウェイとの用品契約を発表。この試合ではドライバーで『エピックスピードプロト』を使用し、パター以外の13本がキャロウェイのセッティグ。ラームは今回の契約について、「大学時代、私はキャロウェイのクラブを使っていましたし、今回は新しいキャロウェイのクラブを使って初めてラウンドしたとき、いきなり『59』が出ました。テスト段階から本当に素晴らしい性能でした」ちなみに初戦の結果はラームが20アンダーの7位タイで、ジョンソンが18アンダーの11位とニューギアでまずまずのスタートをきった。

第2戦の「ソニーオープン」には日本からも石川遼と金谷拓実が出場。石川遼は、その試合から『エピックMAXLS』を使用。こちらは、新『エピック』シリーズの中で最も低スピンタイプだが、初日から352ヤードのビッグドライブを計測し手応えも上々の様子。石川遼は、「前作よりもスピンが抑えられていて、初速が上がって飛距離も伸びていました。顔も良くて使いやすいです」

『SIM2』も新『エピック』も両メーカーのトップ選手が新年初戦から使うほど評価が高い。昨年以上に完成度が高そうだ。