笹生優花はこんな選手! 東京五輪・女子ゴルフ競技のTV観戦が1000倍面白くなる選手紹介PART3
いよいよ、オリンピックの女子ゴルフ競技が8月4日(水)から4日間に渡って開催される。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために、無観客での開催が決定しているため、会場で選手たちを応援することはかなわなくなった。TV観戦のみというのは残念だが、自国でのオリンピックに挑戦する日本選手たちには、TVの前で大きな声援を送ってあげたい。力強い応援のためにも、彼女たちがどんな選手なのか、あらためて確認してみよう! ここではJLPGAツアーでの活躍や海外メジャー制覇で大注目される笹生優花選手にフォーカス!
笹生優花選手は2001年6月20日生まれの20歳。フィリピンで、日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれ、6歳で日本に移住。父の影響で8歳からゴルフを始め、その後、ゴルフ環境に恵まれたフィリピンに戻り、ジュニアの国際大会などで活躍。世界中の試合に参戦してきた彼女は、日本語と英語、タガログ語のほかに、韓国語、タイ語を話せるマルチリンガルとしても知られている。プロの試合にも早くから挑戦しており、JLPGAツアーでは、2015年の「サントリーレディースオープン」に出場。以降5年連続でアマチュアとして出場していた。
2019年JPLGAプロテストに18位タイで合格。2020年1月1日付でJLPGAに入会し、92期生となり、その年の8月NEC軽井沢72ゴルフトーナメントで初優勝。女子ゴルフで初の21世紀生まれの優勝者となった。その後、ニトリレディスゴルフトーナメントに2勝目をあげ、トッププレーヤーの仲間入りを果たした。
フィリピンと日本の二重国籍を所有する笹生選手。初優勝の時点で、東京オリンピックは、フィリピン選手として参戦すると表明。この時点で、より確実に出場できると判断しての選択だったようだ。そのため、海外で行われる試合では、フィリピン国籍で参戦。畑岡奈紗選手とのプレーオフを制して、史上最年少優勝を果たした6月のLPGAメジャー「全米女子オープン」もフィリピン選手として出場。フィリピン選手初のLPGAメジャー大会制覇を成し遂げた。