10月21日に初日を迎えたPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」。初日、朝の練習ではいつものルーティンでショット、アプローチ、パッティング練習を終えて、笑顔で1番ティに上がった。1番ティでは青木功プロから激励を受ける場面もあった。初日の組み合わせは東京五輪で金メダルを獲得したザンダー・シャウフェレと、プレジデンツカップに出場した経験を持つC.T.パン。

写真／相田克己（ZOZOチャンピオンシップ）

1番ホールはパー4・405ヤード。大勢のギャラリーが見守る中、最初に打った松山英樹はフェアウェイ左サイドを狙ったドライバーがわずかに外れて左ラフへ。2番目に打ったC.T.パンは左サイドのフェアウェイをキープ。最後のザンダーはドライバーではなくて3番ウッドを選択して右のファーストカット。

松山英樹の2打目はツマ先下がりの難しいラフだったが、完璧なアイアンショットで、カップから約2メートルのバーディチャンスにつけた。そこから、きっちりバーディパットを沈めて見事にバーディ発進。ギャラリーからは大きな拍手が上がった。

2打目でグリーン奥につけたザンダーも約4メートルのバーディパットを決めてバーディ、C・T・パンはカップ手前からのバーディパットを外してパースタート。

注目の組はザンダー、松山の2人がバーディ発進という最高のスタートを切った。

取材・文／野中真一