「日本オープン」はS.ノリスの圧勝劇だったけれど、4打差あっても一球入魂だったもう一人の選手とは

世界の杉ちゃんが診る|今月の一打

2021/11/25 ゴルフサプリ編集部



プロキャディー・ゴルフ解説者の“世界の杉ちゃん”こと、杉澤伸章氏が現地からレポート! 今回は2位に4打差をつけて優勝したショーン・ノリスの『日本オープン』を解説。

GOLF TODAY本誌 No.594/71ページより

結果だけを見れば「日本オープン」はショーン・ノリスが2位に4打差をつける圧勝でした。19アンダーという大会新記録を樹立したノリスですが、そこまでスコアを伸ばせたのは、どれだけ差があっても一球入魂のプレーを続けていたからだと思います。

最終日を迎えた時点でノリスは5打差のリードがあり、単独2位の小平智選手がスタートホールでトリプルボギーを叩いた時点で、さらに差が広がりました。それでもノリスは前半からナイスショットをすればガッツポーズをして、ミスショットをすれば悔しがっていました。相手のプレーにとらわれず、しっかり自分との戦い、コースとの戦いに集中できていたので、19アンダーまでスコアを伸ばせていけたと思います。