奥嶋誠昭のスイング立て直しレッスン|稲見萌寧・高橋彩華・木下稜介
不調になったら、ミスが出始めたら、このレッスン・ドリルで復活!注目のツアープロコーチが教える!スイングの立て直し方
不調になったら、ミスが出始めたら、このレッスン・ドリルで復活!
優勝したあの女子プロ・男子プロに教えたとっておきのポイントをGOLFTODAY読者だけに公開!
GOLF TODAY本誌 No.594 30〜37ページより
ボクが稲見萌寧選手のコーチを開始したのは2018年の暮れ頃からです。指導の内容は一言でいえばフェースのコントロール。稲見選手はもともとドローが打ちたくて、ダウンスイングでシャローイングをずっとやっていた。流行のダウンスイングでクラブを寝かせ気味に鈍角に下ろしてくる動きです。
それでなかなか結果が出なかったものですから、「シャローをやめたら」、「もう少し上から打つ感じを出したほうがいいんじゃないの」とアドバイスしたんです。
ボクから見れば稲見選手はそのほうが合っていると思いましたし、球筋もドローよりもフェードのほうがイメージ的にマッチします。シャローの反対をスティープ、つまり鋭角な軌道というわけですが、クラブを寝かせ気味に下ろしていたのをスティープ感覚で打つように修正したところ、フェードが安定して打てるようになりました。それが19年のセンチュリー21レディスの初優勝から、現在に至るまでの好成績につながっていると思います。