「日本一曲げない男」こと稲森が持つ、もう一つの日本一とは!?

「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.113

2022/01/16 ゴルフサプリ編集部



稲森佑貴といえば6季連続フェアウェイキープ率1位に君臨する「日本一曲げない男」として知られているが、もうひとつ、あまり知られていない「日本一」がある。それはいったい何か?

パー3で好スコアをマークしたのは昨季だけの話ではない。2015、17、18年も部門1位に立っており、実にここ6季で4度目の1位なのである。

2015年は稲森が初めてフルシーズン戦った年である。その前の年は出場たった7試合で初シード獲得という非凡なところをみせていた。

稲森の2015年から6季合計のパー3累計スコアは38アンダーとなる。パー3でスコアをまとめるのはトッププロでも非常に難しく、アンダーパーをマークできるのはシーズンあたり数人しかいない。2015年以降のパー3累計スコアがアンダーパーなのは、この期間継続的に出場している選手では稲森だけ。トップクラスの選手でも例えば池田勇太は27オーバー、今平周吾は45オーバーといった具合なのだ。昨季賞金王のチャン・キムに至っては89オーバーと大苦戦している。

そんなパー3でこれだけ好スコアを出し続けている稲森は異例中の異例。「日本一曲げない男」は「日本一パー3がうまい男」でもあるわけだ。