パットの出球が安定しない? そのミス、ハンドダウンすぎるアドレスが原因かも
シーズンインに備えよう! 人気コーチ・大西翔太が あなたのスイングの マイナーチェンジをお手伝い!|Vol.6
スイング修正のコツをアドバイスする「マイナーチェンジ」レッスンシリーズの第6回はパット。ロングパットは寄らないし、ショートパットは入らない。3パットや4パットが多くて1ラウンドで40パットも打ってしまうことが多かったな〜という反省するゴルファーに、大西翔太コーチは「まずアドレスを見直してください」とアドバイスする。
10メートルくらいのロングパットは方向性よりも距離感が大事。1メートル以内のショートパットは距離感よりも方向性を優先する。そのことは頭で理解しているし、距離感のイメージも作れているつもりでもロングパットがまったくといっていいほど寄らない。ショートパットはフェースをきちんとスクエアにセットして真っすぐストロークしているつもりなのにカップに嫌われてしまう。こんな悪循環に陥ってしまうと自分ではどうしたらいいかわからないし、何とか寄せよう、入れようとしてどんどん手先の動きに依存することになり、やがてはイップスに…。
そうならないうちに早めに手を打っておきましょう。ボクはアマチュアの方々のレッスンをする機会があるのですが、パットが苦手という人には多くの共通点が見られます。それは出球が安定していないということ。ロングパットを打つときもカップに寄らないときって、打った瞬間から出球の方向がズレて、「あっ、失敗した!」と思いますよね。ショートパットも一緒。ロングパットもショートパットも出球の方向を間違えてしまった時点でもう寄らないし、入らないのです。どうしてそうなるかというと、パターを上から押さえつけるように構えているから。両手をグリップの上から握るために両手ともかぶって、ショットを打つときのようなハンドダウンの構えとなる。出球が安定しにくい人はこうしたアドレスになっていないかセルフチェックしてください。