カッコいい最新ドライバーを使いたいと、フィッティングに訪れるゴルファーが少なくないようです。見た目だけで選んでしまうことのリスクとは？ゴルフライターのT島氏が、大蔵ゴルフスタジオの金子フィッターに切り込みます。

写真提供／大蔵ゴルフスタジオ

（T島）金子君、まだ忙しいの？

（金子）市川代表、日本には戻ってまだホテルで隔離されています。

（T島）SNSでみたよ。困ったもんだね。

（金子）そうなんです。ちょっとゆっくりしたいです。

（T島）そう言えばYouTube動画の「フィッティングって怖くない」配信されたね。

（金子）反応ありますよ。

（T島）うぅ嬉しい！でも二人で対談とか観ていると恥ずかしいね。俺たち普通の人だから（笑）

（金子）そうですね・・観て欲しいような・・観てほしくないような・・・

（T島）わかるわぁ。でも新春対談的な動画まだ続きます。

（金子）そうなんですよね・・でも改めて言っておきたいことがいろいろあって。

（T島）やっぱりやったことない人は怖いと思うよ。

（金子）そうなんですかね？やっぱり僕らはイマイチわからないことが多くって。

（T島）以前聞かれたのは、大蔵ってPXG以外も買えるの？とか。

（金子）マジですか？確かに以前はPXG比率が高かったですけど、専門店ではありませんし、比率が高いといっても3割程度かな。

（T島）まあ日本で正式に取り扱う前から扱っていたしね。

（金子）そうですね、当時からのファンの皆さんには申し訳ないですが、価格が下がって喜んでいるお客様もいらっしゃいますし、根強い人気あります。

（T島）あとやっぱり、地クラブ勧められるんじゃないの？って思っている方が相変わらず多いみたい。

（金子）そうなんですね・・最初に問診というか、お客様のお悩みを伺う時に、方向性はちゃんと確認してから勧めますから、そんなこと無いんですけどね。

（T島）例えば、今のヘッドに合うシャフトを見つけたいみたいな感じだよね。

（金子）そうです。“大手メーカーさんの新製品がどうも安定しない。だからリシャフトしたい！”とか、もちろんドライバーだけでなく、アイアンやフェアウェイウッドだって、お客様のリクエストに沿って勧めます。

（T島）動画でも言っているけど、今使っているヘッドを活かすのが遠回りの場合もあるんでしょ？

（金子）はい。スライサーの方でフェースが開きやすい捕まりが悪いモデルを選んでいたり、ヘッドの重さが重すぎたり、ロフト角とフェース角が合っていなかったり、ゴメンナサイってことがあります。

（T島）なるほど、パーツメーカーだったら指定できることが出来ないと、遠回りになるとか、そもそもスイングとあまりにヘッド設計思想が合ってないってこともある。

（金子）はい。僕もゴルファーなんで、カッコいい最新ドライバーを使いたい気持ちはとってもよく分かるんですけど、ゴルファーだからこそ、“このヘッドにこだわると遠回りになっちゃうかも”とハッキリお伝えすることにしています。