カツラのCMで日本でも有名になったワイスコフ設計のコースで開催!フェニックスオープンが超盛り上がる理由
レックス倉本のGOLFアメリカンな話”ちょっと聞いて〜や‼︎”/第17回
いや〜、ここはアメフトか大リーグのスタジアムかと思うくらいのギャラリーたちの熱狂ぶりが練習日からずーっと続いたフェニックスオープンでしたね。そして、その熱気に押されて名物ホール16番パー3ではふたつもホールインワンが出てスタンドの人たちは大騒ぎ。ビール缶やペットボトルがグリーン上を飛び交う今まで見たこともないようなとんでもない光景を見てしまいました。最終日のバックナインも最後まで上位選手たちの順位が入れ替わる誰が勝つかわからない面白い展開でさらに選手もギャラリーも私もテンション上がりっぱなしの4日間。どうしてみんなこの試合でこんなに熱狂するのか、今日は試合を振り返りながらその理由を探ってみます。
まず最初に初優勝を遂げたスコッティー・シェフラーについて。シェフラーのプレーオフ最後のパッティングは凄かったですね。私はグリーン脇で見ていたんですが、ちょっと弱くてショートするのかと思ったんですが、最後カップに向かってスーッとのびていきました。ジャストミートしてすごくいい回転をして球がのびたんじゃないかな。
先々週のホギーに続き、初優勝の選手がまた出ましたがそれだけPGAツアーの選手層が厚いってことですね。シェフラーはジュニア時代から活躍していた選手で勝負どころでの勝ち方を知っていて、そういう場面で怯まないんですよ。そのプレースタイルを評価されて去年はライダーカップにキャプテンズピックで選ばれたし、周りも彼の実力を評価しています。
彼のボールの弾道は高くフェードヒッターで、距離が出る割にはフェアウェイを捉えやすいタイプの選手なので、去年の実績を見てもわかるようにメジャーで実力を発揮しやすい選手。距離が出てフェアウェイキープ率が良くて思い切りも良く、パッティングに波はあるけど入りだしたら止まらないから、今年のメジャーも彼の活躍が楽しみになります。