低スピンと安定した強弾道を約束 キャロウェイ「ローグST マックス LS」ドライバー
2022ニューモデルを関浩太郎が試打インプレッションVol.14
スイングコーチ兼クラブフィッターの関浩太郎が今回試打したのはキャロウェイ「ローグST マックス LS」ドライバー。マックス、マックスDと並ぶラインナップにあって、LSはプロや上級者に向けた位置付け。つかまりすぎないコントローラブルなショットを実現する。
実際に打ってもらうと打ちやすさにプラスする結果が得られた。
「いつもならドローしていくところがそのまま真っすぐ飛びますね。ナチュラルドローも悪くはないけれど、真っすぐ飛んだほうが計算の立つボールになりますから、マイナス要素にはなりません」
フェードとドローを打ち分けても、フェードで257.8ヤード、ドローで265.4ヤードと遜色ないデータが刻まれた。
「フェードもドローも思った通りに打てます。フッカーはドローを打った時に曲がりすぎるのが怖くて、それならフェードにしようと考え、その分飛距離を抑えるケースがありますが、LSは曲がりすぎない。左ドッグレッグのホールや右からのフォローの風に乗せたりできそうです」
イメージが広がるだけでもかなりの収穫。つかまりすぎが怖いフッカーには福音になりそうだ。
「打感はシリーズ共通の柔らかさで、“カキーン!”という派手な音はせず、ボールが潰れるような音と打感です。芯の広さもシリーズ共通で、つかまりすぎないという位置付けがはっきりしています。
このタイプのドライバーでは、芯が広いのは意外と少ないのですが、LSならヘッドスピード43~44m/sでフックしやすい人、芯を大きく外れる人でも使えると思います。力を入れて振った時に、軸が下がって少し芯より上に当たったのですが打感には変化なし。距離、方向とも大きなブレはありませんでした。ヘッドスピードが速い人も振っていけて、芯ブレがないのが特徴です」