稲見萌寧の独占レッスン|パーオン率NO.1!のアイアンテクニック

新時代をいく『モネ・スイング』はアマチュアの皆さんもマネできます!

2022/04/13 ゴルフサプリ編集部



20~21年の統合シーズンでは稲見の実力が大きく開花した。21年だけで8勝。それにとどまらず東京オリンピックでは銀メダルも獲得。オリンピックで稲見のキャディをつとめた奥嶋誠昭コーチは、「彼女のスイングはアマチュアの参考になるポイントが多いんですよ」というのだ。特にそのなかでもピンを狙えるアイアンショットをピックアップ。マネどころが満載の『モネ・スイング』をわかりやすく解説してもらった。

GOLF TODAY本誌 No.597 22〜29ページより

アイアンはダウンブローに打つ。これはゴルフの常識ですよね。萌寧ももちろんダウンブローにボールをとらえています。でも、ターフはほとんど取りません。ボールのライによってはターフを取るケースもありますが、ボールだけをクリーンヒットする感覚です。

ということはクラブヘッドの入射角はそれほど鋭角ではなく、鈍角に振り下ろしているのです。萌寧は左手リードでスイングするからダウンブローに打ちやすいけれど、ダウンスイングからインパクトにかけての左足への体重移動がほとんどない。だから過度に鋭角に下りてくることがなく、ターフをほとんど取らないのです。